再開されたが、一時期、「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止された。本エントリーではそれをまとめてみたい。
結論:能川元一さんのツイート。
アートがわかる・わからないとはまったく関係がない案件なので、初っ端から間違えてる。/電凸した「アートがわからない人」とこそ対話すべきだ。 あいちトリエンナーレを擁護するリベラルたちへの提案 #表現のこれから https://t.co/qUAeNO8pwV
— 能川元一 (@nogawam) October 2, 2019
、とりわけ「アートがわかる・わからないとは全く関係がない案件」である。
根拠の一つ:
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で紹介したBuzzFeedNews「「不自由展」再開初日、コールセンターに電話殺到。彼らは何を語ったのか」(Kota Hatachi.2019年10月9日9時20分。以下「記事」と表記。https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/refreedom4?utm_source=dynamic&utm_campaign=bfsharetwitter )の「関係者によると、初日には数百件の電話が寄せられたが、実際に対応できたのは2〜3割程度。ほとんどが60〜70代の高齢男性で、30分以上の通話だった。(略)多くはネット上の情報を収集している人で、「不自由展」を実際に見た人はいなかった」のところ。
つまり、「表現の不自由展・その後」の中止は、犯罪と言いがかりゆえだったのである。それゆえ、
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で紹介した、「読売新聞2019年9月26日統合版12版19面「『あいちトリエンナーレ2019」混乱の教訓 公共展示 市民の理解不可欠」や、
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で紹介した三浦瑠麗さんの一連のツイート、ならびに
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で紹介した、産経新聞2019年10月10日社説「企画展再開 ヘイト批判に答えがない」は、すべて大ハズレだった。
保守と目されたり、保守にとって評判のいい人や会社が、いかにでたらめなことを言ったかがわかった事件であった。保守よ、現実を見よ!
もっとも、日本では朝日新聞が展開しているためか、保守と目されない、ハフィントンポスト日本版の記者も、現実をわかっていなかったので、ツイートを晒しておきますか。
ここ数日、不自由展再開に抗議している方にもお話を聞いています。
— 中村かさね Kasane Nakamura/ハフポスト (@Vie0530) October 8, 2019
互いに考えが異なる相手を「ヘイト」「テロ」と批判するだけなのは、ちょっと違う気がします。#あいちトリエンナーレ#表現のこれから pic.twitter.com/cY30TfAY9A
このままだと、リベラルな「アート好き」は“敗北”を続けるような気がしてきた。
— 竹下隆一郎/ハフポスト編集長 (@ryuichirot) October 1, 2019
「憲法的な精神を分かってない」「アートには社会批判もある」と敵対勢力に言っても「お説教」のように聞こえてしまうんだろうな。
その解決策と、 #表現のこれから を考え抜いた寄稿です。https://t.co/CefILMlu50
どうも、日本人の事実を直視する能力って、相当劣っているようだ。そんなことを感じる事件であった。