①琉球新報デジタル「玉城沖縄知事『ゼレンスキーです』 基地問題有識者会合前、委員に発言 『冗談』と打ち消し」(2022年5月22日12月21日)
、ならびに②沖縄タイムス「沖縄知事、会議室に入り着席する際『ゼレンスキーです』 不用意だったと陳謝」(2022年5月26日6時3分)
をまずはご一読ください。なお、順番は、『ウェブプレス』「沖縄県エリアの新聞配達部数表」の順番。
https://web-press.jp/files/busuhyo/busuhyo_okinawa.html
「沖縄県の玉城デニー知事が25日午前、県庁で開いた基地問題に関する有識者会合の入場時に、『(ウクライナ大統領の)ゼレンスキーです。よろしくお願いします』と述べる場面があった」ことについての話。
その場にいたら(面白くない)とは思うが、活字で読んだ限りでは問題視するほどのこととは思わなかった。「問題視」については、③沖縄タイムス「沖縄知事『ゼレンスキーです』発言 議長『看過できない』、県議会で問題視」(2022年5月26日6時10分。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/964464 )をご一読。
筆者はこの件について、④読売新聞2022年5月26日統合版13版28面「『不用意な発言』沖縄知事謝罪 『ゼレンスキーです』」で読んだが、④によると、「発言がインターネット上で報じられると、批判が相次いだ」のだという。
試みに「玉城 ゼレンスキー」でTwitter検索した結果のアドレスを。
いくつか見たが、筆者が一番共感したのは、ひろゆき@ゆっくり茶番劇さんの、2022年5月25日18時26分のツイートである。
玉城沖縄知事の「ゼレンスキーです」という冗談の何が悪いのかわからないおいらです。
— ひろゆき@ゆっくり茶番劇 (@hirox246) 2022年5月25日
ウクライナ大統領をバカにする発言でもないし、悪人を持ち上げたわけでもない。
「問題だ!」と言いたい人達が騒いでるだけな気がするんですよね。https://t.co/nMdQH0GxO9
ただ、冗談として面白くないのは同意。
活字で読む限り、また、筆者がその場にいたと仮定して想像した場合でも、上記ツイートの通りである。
玉城デニー知事が謝罪したからいいのかもしれないが、なぜこれを問題にするかというと、この程度*1のことでも批判され謝罪に追い込まれるとなると、緊張をほぐすのも容易でなくなる社会になりかねないからである。例えば、中野信子さんの著作を全部読んだわけではないが、不倫の是非より正義中毒の度合いが強いように思う*2。
ところで、インターネット上には、表現の自由戦士というのがいるらしい。筆者の見る限りでは、例えば女性性を強調する絵画表現を尊重せよというのが主な主張の印象である*3。そういう絵を嫌がる人がおり、それには理由がありそうだが*4、それでも尊重せよというなら、今回のような無害と思われる表現についてはより強く表現の自由を主張しないといけないだろう。