筆者が楽しみにしている新聞記事の一つに、読売新聞の水曜日統合版(朝刊のところもある)の「深読み視聴率」があるが、2022年6月8日統合版宮城12版19面によると、
バラエティーでは、お笑い芸人たちが次々に登場するネタ番組が苦戦した。(略)「千鳥のクセがすごいネタGP」(フジテレビ・(6月。筆者補充)2日)は世帯4.3%*1、個人2.7%、(略)「ザ・ベストワンSP」(TBS・9日)は世帯3.0%、個人1.6%だった
という。
このデータと、毎週木曜日に更新される、ビデオリサーチHP「週刊高視聴率番組10.」
を見比べると、以下に苦戦しているかがわかるだろう。ブログアップ時点の最新データは2022年5月23日~5月29日までだが、「その他の娯楽番組【関東地区】」の第10位(ただし、個人視聴率の)「プレバト!」*2(毎日放送。TBS系列)、「行列のできる相談所」(日本テレビ)が6.5%(世帯は「プレバト!」が11.2%、「行列のできる相談所」が10.5%)だから、ネタ番組の視聴率の苦戦ぶりがよくわかる*3。
今回取り上げた、視聴率で苦戦している2つのネタ番組の詳細を筆者は知らないが、ネタ番組というのは出演する芸人さんの芸を見せる番組のイメージを持っているから、それらが苦戦するというのは望ましくない気がする。しかし、視聴者は慈善事業をやっているのではなく貴重な時間を割いて観ているわけだから、ネタ番組がニーズがないと判断されるかもしれない。