メディアリテラシーの話を。
以下の2つの記事を比べられたし。
①"テレビ朝日、2023年年間視聴率で開局以来初の世帯3冠 個人全体は全日・プライムの2冠".産経デジタル,2024-01-03.(参照 2024-01-03).
②"日テレ、年間個人視聴率でゴールデンタイム1位…全日の世帯はテレ朝". 読売新聞オンライン,2024-01-03.(参照2024-01-03).
②を検討すると、読売新聞が日本テレビの株主だから*1印象操作をしているように見えるが、そうではない。
廣告社株式會社*2.世帯視聴率から個人視聴率へ。新視聴率調査とは?.CMの窓口Powered by 広告ダイレクト,2022-08-13.(参照2024-01-03).
を読めばわかるが、「ビデオリサーチ社が公表している『週間高視聴率10』についても、世帯視聴率から個人視聴率に変わっています。(2022年4月14日から変更)」とあるので、今までの標準的な価値判断が①の通りでも、②のような見出しもアリなのである。
もっとも、読売新聞統合版*3の深読み視聴率.*4のコーナーな世帯視聴率のランキングだから「印象操作」と言えなくもないが、日本テレビがらみとはいえ、視聴率の動向を的確に追ったものとしておこう。もちろん、既存の価値観に忠実なのは産経デジタルの方だとも指摘するが。
*1:日テレホールディングス.株式情報.2022-03-31現在.(参照2024-01-03).
https://www.ntvhd.co.jp/ir/holder/stock/ によると、筆頭株主が株式会社読売新聞グループ本社で、第4位が株式会社読売新聞東京本社である。
https://kanji.jitenon.jp/kanji/153.html
*4:読売新聞オンラインの直近は、[深読み視聴率]18日~24日 関東地区.2023-12-27.(参照2024-01-03).である。