株式会社日刊現代*1"NHK紅白「史上ワースト視聴率」の必然…ダンス合戦と化し、他局の伝説番組持ち出した“なんでもない”歌番組に".日刊ゲンダイDIGITAL. 2024-01-04.
,(参照2024-01-04)がひどい内容だったという話。以下、引用しつつ検討する。なお、記事からの引用はタイトル省略で、ページ数のみ記す。
「ジャニーズ枠」の撤廃により中高年世代を中心に視聴者の興味関心が戻っていたらしい。
「ところが、蓋を開けてみたら、韓国勢ばかり。K-POPのアイドルたちが入れ代わり立ち代わりダンスしたりしても、メイン視聴者の中高年には通じず、戸惑いの声がホールから上がっていました」
現場で取材をした某スポーツ紙芸能記者はそう振り返る。記者団が最も盛り上がったのは三山ひろしが歌唱中に行った、けん玉リレーによるギネス世界記録チャレンジだったというから、歌番組として末期的である。(p.1)
この通りであれば、日本のアーティストや歌は存在感がないということになる。「『韓国勢ばかり』」が目立っているわけだから。
「昨年は中年世代にお馴染みのフォークシンガーの松山千春さんが、コンサートの舞台で紅白について『出ないよ、俺は』と言い切ったものです。NHKの幹部が楽屋にやって来て、紅白についてどう思うかと聞かれたのだとか。もともと歯に衣着せぬ人ですが、このときはさらに『NHKごときにここに立て、あれを歌えと指図されるような歌手じゃない』との持論をぶっていた。(以下略)」(p.1)
これは聞いたことがある。NHKは、楽曲等を指定しているらしい。
メディア文化評論家の碓井広義氏はこう話す。
「確かに全体がK-POPショーに見えてしまいました。…略…ジャニーズに代わる安易な『穴埋め感』は否めませんでした」
TVコラムニストの桧山珠美氏もこう続ける。
「歌合戦というより、“紅白ダンス合戦”という感じでした。ジャニーズが大量に出る以上に中高年は置いてけぼりでしょう。(以下略)」(p.2)
これもポジティブに「K-POPアイドルのパフォーマンスは素晴らしい」と言えば、興味のない人にも役に立つのに、なんでこんなにネガティブなんだろう。繰り返すが、日本のアーティストや歌ってそんなに存在感がないのだろうか。
実際は違うが*2、中高年の立場としては、K-POPアイドルは素晴らしいというのが結論になりそうである。もっとも、一定程度豊かな国はたいていそうだと思うが、流行歌は若い人向けのものが多い*3。K-POPを理解している日本の中高年は素晴らしいということなのだろう。