清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

キャリア教育 あんまり期待 しないがいい

今日の読売新聞朝刊25ページ(仙台では)に、「読売・学研 子どもキャリア教育講座」の記事が載っている。

直近の第8回(2007年7月)は、「税金とわたしたちのくらし」。クイズ、ゲーム、討論と、参加した子どもたちはさぞ楽しかったことだろう。

それに水を差すわけではないが、私はこのようなキャリア教育は、子ども達にとって精神的にプラスになるとは思うが、実際的な効果(例えば、フリーターやニートや早期離職者が少なくなること)は期待しないほうがいいと思う。理由は以下の通り。

\里凌佑蓮△海里茲Δ淵ャリア教育がなくても、立派に就職していたから(もっとも、今の人より仕事が身近であったと言う方もあろう。それに反論すると、今のように仕事が身近に感じられないのも、高度工業・サービス化社会(私の造語)のために労働力を集約する必要があったので、やむを得ない)。

⊇蠢А▲轡絅潺譟璽轡腑鵑魯轡絅潺譟璽轡腑鵑如現実とは違うから。

こういう講座を受けても、またはやっても、就業意識が高まり、その結果、フリーター・ニート・若年早期離職者が減るわけではないから。詳しく言うと、いくら就業意識が高まっても、良質の雇用がなければどうしようもないし、フリーター・ニート・若年早期離職者の問題は、それらの人より、むしろ企業・使用者側が悪いといえるからである。後者について言うと、(ア)フリーターがいやなら、アルバイト(有期・パートタイム)としてではなく、正社員(期間の定めのないフルタイム。もっとも、労働者の事情によってのみ労働条件の変更(例えば、有期・パートタイム)として雇えよ。(イ)つい最近の不況によりニートになった人を責められないだろ。(ウ)簡単にやめられるということは、魅力がなかったり、働かせ方に無理があるということだろ。なお、この講座の主催は読売新聞社だが、新聞社ならば、講座でお茶を濁していないで、もっと現実を伝えろよ、と言いたい(そういう気がもしあったならば、フリータ等が問題で、就業意識を高める必要があるという頓珍漢なことは載らなかっただろう)。

い海Δい講座は、あまり悪いことは語られないと思われるが、本当に社会や仕事を知りたかったら、自分がイヤだと思うことこそ体験すべーきである(例えば、私なら、肉を食うために鶏・牛・豚を殺す、セールスの電話をかける、消費者金融の取立てをする、など。これらの仕事をされている方に心から敬意を表します)。働くということは、講座よりずっと厳しいことなのですぞ。