清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

日米の 死刑についての ニュースだよ

今日は、日本とアメリカの死刑についての話が飛び込んできた。

1.まず、日本。長勢甚遠法務大臣が23日、任期中3度目となる死刑執行に踏み切った。10カ月余りの間に執行命令書に署名した人数は計10人と、93年の死刑「再開」以降としては、初めて2ケタに上った。背景には生存死刑囚の増加や法務大臣自身の強い意思、そして、なぜか内閣改造も原因の一つだという(歴代の法務大臣も、なぜか任期が終わり近くになると死刑執行を増やすというのを聞いたことがある)(参照はasahi.com(http://www.asahi.com/national/update/0823/TKY200708230218.html)

日本の刑事訴訟法では、死刑の執行は、判決確定の日から六箇月以内に法務大臣が命令し、命令の日から5日以内に執行しなければならないとされる(刑事訴訟法第475条、第476条)。すべての事例は見ていないのでわからないが、判決確定前に死刑が執行されているわけではないだろうから、死刑を執行すること自体には問題がない(もっとも、六箇月以上経っている事例は、この観点からは問題)。

ただ、法務大臣の強い意思と、内閣改造はどうか。

確かに、法務大臣としては、粛々と死刑を執行するのは仕事である。しかし、死刑について何の疑いも持っていないとすれば、不勉強ではないかな(葛藤の上で死刑の執行を命令したと思いたい)。

また、内閣改造のときに、なぜ死刑執行が行なわれるのだろう。どうも、歴代の法務大臣は、人の命、法、事実より、自分の身の振り方が心配の人が多いようだ。

2.次は、アメリカ。テキサス州で、1982年に死刑が復活してから、400件目の死刑が執行されたと言う(参照 asahi.com(http://www.asahi.com/international/update/0823/JJT200708230005.html)、
YOMIURI ONLINE(http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070823it11.htm))

asahi.comを見たところでは、「われわれの祖先は230年前、欧州の君主のくびきを振り払うために戦争し、自決の自由を獲得した」(ペリーテキサス州知事)結果、「米国流」の厳罰主義を貫」いたのが理由のようだ。

また、YOMIURI ONLINEによると、カウボーイ気質、保守的なキリスト教徒が多いこと、人種差別もテキサス州に多い死刑執行の背景だと言う。

どちらにしても、アメリカ人の気質が死刑存置につながっているようだ。民間人虐殺のために原子爆弾を落としたり、ウラン劣化爆弾を使ったりしたことと併せて考えると(ちょっと強引)、アメリカ人は自分たちの仲間でない、又は仲間になれない者に対しては凶暴な人種のようだ。