讀賣は コラムも投書も 全然ダメ(1)(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/38935222.html)
の続きです。
3.読み進めると(実際は、放送欄から読んだが、便宜上)、11頁(仙台では)に、投書欄「気流」があり、今日は「年末特集 若者ひろば」である。普段はあまり多くない、中学生から大学生の投書が載っている(素人なので、以下匿名)。
読んでみると、いいものもあるが、いくつか問題のあるものもある。以下では、問題と思ったものを指摘する。
(1)14歳の中学生の投書。いじめを克服したことには敬意を表するが、「人間は誰かに必要とされ、愛されるために生まれてくる」かどうかはわからない。必要とされない生、愛されない生、ともにあるだろう。必要とされなくても、愛されなくても、生きることが大事なのではないだろうか。
(2)19歳の大学生の投書。確かに掃除をするとスッキリするが、それを「自分の心の汚れも取れていくような気がした」と表現するのはどうか。人間であれば、汚れはあるものとして(その結果、争いや無駄な殺生が起こる)謙虚に生きなければならないのではないか。
(3)17歳の高校生の投書。ゆとり教育について、「学校の授業を減らせば学習時間が減り、学力が低下することが目に見えた結果」とあるが、単純な関係性はないはずだけど(一例として、文部科学省のデータ(www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/gijiroku/005/03070801/005.pdf))。
高校生には酷だが、もっと正確な問題意識を持ってほしい。
(4)18歳の高校生の投書。この投書が一番ダメだった。
まず、「私たちが教えても言い訳をして説明を十分に聞いてくれなかった」とある。大概は言い訳するほうが悪いが、この事例はどうだったのだろう。教え方に問題がなかったのか。言い訳は不合理といえるか(それが進歩のきっかけかもしれない。もっとも、命令を聞かないのは論外)。先輩風を吹かせた傲慢さが出ている。
次に、「ニートやフリーターなど、ちゃんと職につかない人が増えている(中略)これから先、家庭を築いて生計を立てようと考えるなら、そのままではいけない」と考えるのは勝手だが、認識がダメ。.法璽函瓩舛磴鵑反Δ暴△ないとはいえない。何をやるか熟考中かもしれないじゃないか。⊃Δ暴△ないで学校や職業訓練ではダメなのか。また、それらが十分でないこともわかってないのだろうか(学校は金がかかり、職業訓練も貧弱(終身雇用が前提だったから)。フリーターは「ちゃんと職につ」いてるじゃないか!職が不安定なだけじゃないか!フリーターを非難する前に、血を流せ!戦え!
最後に、「そういう人たち(ニートやフリーターなど、ちゃんと職についていない人?)には、アルバイトをしてみるなど、外の世界をぜひ経験してみてほしい。外に出てみれば、きっと、人の温かさに触れることもあると思うからだ」も笑止千万。.侫蝓璽拭爾魯▲襯丱ぅ箸覆痢もっとも、編集が悪いのだろうが。⊃佑硫垢さ?この投書を書いた人みたいな無知で傲慢な人(「私たちが教えても」以下のように、お前が悪いと書くからな)に言われたくはないわな。人付き合いで傷ついてニートになる人がいることも知らないのか?(ニートについて書かれた本を見れば、容易にわかることだ)
(3)や(4)のような若者がいるとしたら、今後の日本は崩壊の一途をたどるのではないかと本気で心配してしまった。また、特に(3)や(4)の投書を載せてしまう編集者は国民をミスリードして日本を滅ぼしてしまう危険がある。速やかに仕事を辞められたし。