清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

道徳教育 充実なんて 意味がない

文部科学省が、学習指導要領改定案を公表した。

いろいろ書きたいことがあるが、特に書きたいのが、道徳教育の充実についてである。以下、それを書く。

今までどおり、道徳の授業はあるという。これが悪いとは言わない。しかし、意味があるのだろうか。

私の経験では、道徳の授業など、寝てばかりで覚えていない。はっきり言って、他の教科ほど重要だとは思わなかった。

どんな内容かは忘れたが、道徳でやることは、他の教科、とりわけ、国語や歴史の授業でやればいいというのは、素人考えなのだろうか。

次に、讀賣新聞2月16日朝刊(仙台では)に載っている改定の要点(14ページ~17ページ)を見ながら話を進める。

まず、小学生の方を見ると、「各教科の中でも道徳の内容を指導する」というのは、良い。

【主な指導内容】もそれなりのことが書かれている。しかし、「集団や社会の決まるを守る」(3、4年)だけでは足りない。決まりが悪ければ変えたり、妥当でなければ抵抗することなども教えなければダメなのではないか。

また、個人の尊重の理念が【主な指導内容】でないのも、気になる。

ついでに書くと、世界人権宣言の学習が必要かと思う(適当な子どもの本はある)。これこそ、人類が到達した、究極の道徳だと思うからである。

中学生で気になるのは、「職場体験活動やボランティア活動などの推進」である。これらは、イヤならばしなくていいものであり、イヤならばしないことも大事なはずだが。教育現場から憲法18条(苦役からの自由)を排除しようというのだろうか。

道徳の名の下に、普遍的なものではなく、自由民主党的な思想を押し付けようとするならば(私が見た限り、そのように感じた。もっとも、自由民主党支持の讀賣新聞だからかそう書くのか)、問題と言わざるを得ない。