清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

ニッポンの 有権者って 身勝手だ(2)

毎日.jp「成年年齢:契約可能年齢「18歳に下げ」、8割が反対 「教育充実」で容認6割に」(http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080914ddm003040153000c.html
によると、内閣府世論調査で、「民法が定める「契約を一人でできる年齢」(現行20歳以上)を18歳に引き下げることには78%が反対し」た一方で、「「契約などの法や消費者問題の教育を充実させる」などの条件整備があれば「賛成」という人も44%に達」したという。

条件付賛成と回答した方は、まだまともだろう。たしかに、「契約などの法や消費者問題の教育」がなされているとは思われないからだ。

もちろん、私が一番まとも(というか、現状を知っている)だと思うのは、賛成と回答した人。児童が18歳未満であること(児童の権利に関する条約第1条)や、地位が人を作ることを考慮した妥当な回答だろう。

ダメなのは、「どのような条件を整備しても反対」(30%)の人。要は、既得権を失いたくないだけだろう(自分の投票価値が低くなるから)。視野が狭いと感じざるを得ない。

なお、毎日.jpにおいては、賛成理由が書かれていないのが不満であるが(今日の読売新聞朝刊2頁(仙台では)にも書いてない。ということは、18歳成年反対の世論を作ろうというのだろうか、両紙は)、反対理由を検討すると、「「経済的に親に依存しているから」が60%、「自分のしたことの責任を取ることができない」が54%」とのこと。

しかし、経済的に依存するのは、国の教育政策や住宅政策などが問題であり、成年にすべきでない理由にはならない。また、「自分のしたことの責任を取ることができない」ことにつき、18歳と20歳で何が違うのだろう。

その一方で、18歳になってすぐの人の死刑にも賛成してしまう人がいる。もっとも、「自分のしたことの責任を取ることができない」と思っている人は、賛成していないだろうが(責任をとれないのだから、刑を重くすべきでない)。

やはり、日本の有権者の中には、視野が狭く、身勝手な人がいるのかもしれない。