清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

王さんは ホントに名監 督なのか

福岡ソフトバンクホークス王貞治監督が、今シーズン限りでの辞任を発表した。王監督、お疲れ様でした。体にはくれぐれもお気をつけて。

仙台在住の、(一応?)楽天ファンの私としては、ある意味ピンチだと思っている。ソフトバンク戦はすべてクリネックススタジアム宮城でやるとはいえ、王さんのために選手のモチベーションアップが予測され、それが楽天戦に影響することが懸念される。

王さんは、ワールド・ベースボール・クラッシク(WBC)の初代優勝監督になるなど、名采配ぶりが喧伝されている。それは間違っていないだろうが、あえて、王さんは名監督だったのか、を問いたい(と言っても、答えは読者のみなさんに考えてもらいたい。以下において、若干私見を述べるが、データも取っていないので、妥当かどうかはわからないから)。

マネーボール』(ランダムハウス講談社から文庫で発売されている)を読むまでもなく(?)、野球というのは、采配より、選手獲得のウェイトが大きいと思う(どんなスポーツでもそうなのだろうが)。

ホークスがたくさん優勝できたのは、選手獲得の勝利の側面が大きいと私は思う。巨人監督としての優勝が1回しかないこと(それでも、すべてAクラスだったはずで、大したものだろうが)、すぐには結果が出なかったこと(たとえば、1994年は4位ながら貯金があったのに、1995年は借金チームに逆戻り)、などから推測して。

最近のホークスで言えば、井口資仁内野手城島健司捕手(とりわけ、城島さん)の大リーグ挑戦、ならびに、フリオ・ズレータ内野手のロッテ移籍が大きかったと思う。長打力のあるメンバーをこれだけ失えば、采配が難しいと思うからである(『マネーボール』を読むまでもなく(?)、長打力は大事(バッターは、出塁率長打率、四球が多いこと、三振が少ないことが大事だということが書いてある))。

それに加えて、20勝経験を持つ斉藤和巳投手の離脱、的山哲也捕手の補強が思ったほどうまくいかなかったこと(盗塁を阻止できなかった。それにしてもなぜ2軍?)など捕手の人材難(だから、とりわけ城島さんの大リーグ挑戦が大きかったと書いた)、野手の怪我人が多かったこと、外国人投手がずば抜けて活躍しなかったことなど、誤算が続いた。

と言うわけで、今年は、選手に恵まれていなかったと思う。酷な言い方になるが、このような状況でプレーオフ進出してこそ「名監督」だと思うのだろうが、いかがだろうか。

今となっては、体調を少しでもよくして、長生きして、野球界にいい意味での影響を及ぼすことを祈るだけである。