清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

撤回ね したけど蒸し返 してみるか

47NEWS「首相が医師批判発言を撤回 日医会長の抗議受け」(http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008112001000499.html
に寄れば、麻生太郎内閣総理大臣は、先の「医師は社会常識がかなり欠落している人が多い」という発言を撤回したが、ここは、読売新聞2008年11月20日朝刊の発言要旨でも見て、検討してみるか。

「自分で病院を経営しているから言うわけではないが、医師の確保は大変だ。もっとも社会的常識が、かなり欠落している人が多いと思ったほうがいいなあ(中略)ものすごく価値観が違う」(カギカッコ内読売新聞朝刊から引用。以下同じ)→そもそもはこれが問題意識であり、病院を経営している(よく知らないが)麻生さんならではの発言だろう。もっとも、自分と「価値観が違う」からと言って、社会的常識が欠落しているというのは、傲慢だろう。

「(小児科、婦人科といった。清高注)急患が多いところはみな人が引く」→このようなことがあったので、社会的常識云々の発言が出たのだろうか。しかし、不規則な働き方をしたくないというのは、「社会的常識」ではないのか?むしろ、医者の倫理の問題だろう。

「医師会もいろいろ、厚生(労働)省も、この指摘は5年前くらい、(自民党政調会長の時したと思うが、必ずこういうことになりますよ、と申し上げて、そのまま答えが出てこないままになっている」→繰り返しになるが、社会常識云々も、このような問題が解決しないが故のイライラだろう。

「医者の数を減らせ、多すぎるといったのはどなたでした」→日本医師会だろうか?似ている専門職である、日本弁護士連合会も、法曹増員に消極的だからなぁ。工まで言うのだから、麻生さんが医者の数が多すぎると言ったわけではなさそうだ。

たしかに、「社会的常識」の発言は問題だろうが、肝心なことではないわけで、このことよりも、どうすれば医者が適性に配置されるかを考える方が大事ではないのか?