清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

問題が あるから騒いで いるんだが

麻生太郎副総理が29日、東京都内でのシンポジウムでナチス政権を引き合いにした発言」(朝日新聞デジタルより。2013年8月1日2時18分。以下①。http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY201307310772.html

)が物議をかもしているようだ。なお、発言は撤回したとのことだが(朝日新聞デジタル「麻生氏、ナチス発言を撤回 「改憲の悪しき例あげた」」(2013年8月1日14時12分。以下②。http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY201308010043.html
))、①、ならびに、MSN産経ニュース「麻生副総理「ナチス憲法発言」の要旨」(2013年8月1日14時3分。http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130801/stt13080114050008-n1.htm
)を検討する。
 
まず①。「憲法改正は静かに、みんなでもう一度考えてください。どこが問題なのか。きちっと、書いて、おれたちは(自民党憲法改正草案を)作ったよ」とのことだが、その「自民党憲法改正草案」こと自由民主党の「日本国憲法改正草案」(2013年8月1日アクセス。http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf
)が問題(パッと見、改正草案の第12条や第21条が問題)だからみんな「狂騒」してるの! 麻生さんをはじめ、自由民主党の党員さんは「憲法改正は静かに、みんなでもう一度考えてください」。そうすれば、現在流通している、自由民主党日本国憲法改正草案など、破棄の一手である。
 
なぜそう解釈するか。①には「靖国神社の話にしても、静かに参拝すべきなんですよ。騒ぎにするのがおかしいんだって」から。これだって、日本国内の信教の自由だったり、政教分離だったり、周辺国が問題だと思っているから騒ぐんだって。
 
それにしても、「憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね」(③にもそう書いてある。なお、ワイマール憲法については、コトバンク「ワイマール憲法参照。

ワイマール憲法(ワイマールけんぽう)とは - コトバンク

)はまずいし、重ねて書くが、自由民主党日本国憲法改正草案が問題だから「狂騒」してるの!
 
③でも補足すると、「日本の国際情勢は憲法ができたころとはまったく違う。護憲と叫んで平和がくると思ったら大間違いだ。改憲の目的は国家の安定と安寧だ。改憲は単なる手段だ。騒々しい中で決めてほしくない」ともあるが、改憲するから「国家の安定と安寧」が保障されないと思うから叫んだり騒いだりしているんだって。
 
正直論外の発言で、財務大臣、副総理、国会議員、すべての職を辞するべきである。
 
*追記
 
このエントリーは、BLOGOS 池田信夫「麻生発言でこれ以上騒ぐな」(2013年8月1日12時31分。
)を見て思いついたが、池田さんの記事はそれはそれで問題だろう。まず「「まわりの国を刺激しないように淡々と改正を議論しろ」という意味」に読み取るのは難しい(検討済み)。「一次情報も確認しないでサイモン・ウィーゼンタール・センターのコメントを取りに行く朝日新聞のほうが問題」を根拠もなく書くと名誉毀損の疑いがある(朝日新聞という法人を被害者とした名誉毀損も成り立つ)。