清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

閣僚の 問題行動 検討す

民主党等連立政権の閣僚の問題行動・発言が、国会をにぎわしている模様。麻生太郎・前政権などの自由民主党政権であれ、今回の政権であれ、そんなことより議論をやれよ(たとえば、法人税、ホントに減税でいいのか?7割以上の法人が払っていないのに)、というのが、私の中の原則のつもりである。しかし、辞任を求める騒ぎになっているので、検討する。なお、ソースは、読売新聞2010年11月18日朝刊13版4面(仙台では。以下省略)などとする(以下、断りのない限り、11月18日朝刊からの引用)。

1.仙谷官房長官

(1)「中国漁船衝突事件でビデオ映像の全面公開を拒否。事実関係でも『健忘症だ』など不誠実な答弁」→拒否自体は刑事事件の証拠なので妥当(むしろ、国会議員に公開したことのほうが問題)。「『健忘症だ』」というのは罹っている人に対して問題となろうが、麻生太郎さんの「アルツハイマーでもこれくらいは分かる」(読売新聞2010年11月19日朝刊13版3面よりは悪意のないように感じた。

(2)「民主党天下り対応を批判した政府参考人を『将来を傷つける』とどう喝」→これは文句なく問題(テレビで見た限り)。ただ、官僚の上司は政治家。上司に楯突くとこういうことはどこでも起こるのだろう。

(3)「自衛隊暴力装置」(読売新聞2010年11月19日朝刊1面「編集手帳」)→全体を聞いていないので(いわゆる言葉尻というやつ)どこが問題なのかわからなかった。発言は間違っておらず(ビルマ(正式な名前ではない)など、軍事政権のクーデターなど、世界中でよく起こる)だからシビリアン・コントロールが必要なのだ。

2.馬渕国交相

(1)「衝突事件の映像流出問題で自らの責任を明確にしない。首相官邸の連絡遅れなど危機管理上の問題があった」→連絡遅れは問題だろう。ただ、流出について、責任は漏洩させた海上保安官が負うべきである。国交相の責任の追及は、官僚のクーデターを許すことにつながりかねない。

(2)「八ッ場ダムの建設中止方針を唐突に表明」→過ちならば、すぐに改めたほうがよいので、問題とは思わない。問題は、管轄外の首長の声だが、一方、本質的ではないが、建設したほうが金がかからないという試算があるとか。

3.柳田法相(読売新聞2010年11月19日朝刊13版4面)

(1)「私は、この20年近い間、実は法務関係は1回も触れたことはない」→真の問題発言はこちら。民主党の人材不足が窺われる。法務関係も課題山積。死刑を執行して国賊と成り下がったが、千葉景子さんのような、哲学のある(選択的夫婦別姓死刑廃止)人に法務大臣になってほしい。

(2)「法相とはいいですね。二つ覚えておけばいいんですから。『個別の事案についてはお答えを差し控えます』(中略)『法と証拠に基づいて、適切にやっております』(以下略)」→レベルは低いが、テレビで見た限りでは、冗談の範囲内で、(1)より問題だとは思わなかった。

4.北沢防衛相(読売新聞2010年11月19日朝刊13版37面参照)

「政権批判する部外者を自衛隊行事に呼ばないよう求める通達を出し、言論弾圧をした」→規律を重んずる組織なので難しいが、よくないとしたら、行事で幹部と話せない民間人のビラ配りだって批判すべきではない。読売新聞の恣意的な分析がふんだんに出ているところである。

5.レン・ホー(原文漢字)行政刷新相

「国会内でファッション雑誌の写真撮影に応じた」→片山さつきさん(閣僚ではなかったが、写真撮影の過去あり。批判の前に己の行為を振り返れ。しかし、社会保険庁のミスで年金未納になっていた菅直人内閣総理大臣はかわいそうだが)にも辞任してもらうか。

6.岡崎国家公安委員長

「かつて韓国の反日デモに参加していた」→別に問題なし。集会するのは自由だろう。