清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

心のノート 批判的にね 読むべきだ

YOMIURI ONLINEの右記のページ(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090314-OYT1T00050.htm
によると、「文部科学省は13日、小学校と中学校の道徳の時間に使用されている副教材「心のノート」について、4月から改定する内容を公表した」という。以下、上記YOMIURI ONLINEに基づいて、検討したい。

「働くことの素晴らしさ」→こんなことを教える必要もないと思うが。たいていの人は、ある年齢に来たら、親を当てにできなくなるし、社会も、新卒生を求めている場合が多いから、時期が来れば働くものだ。素晴らしさを教えるとなると、唯々諾々と働く人を求めようという趣旨なのだろうか。

「きまりを守ることの大切さ」→それだけ?おかしなきまりを変えることの大切さも一緒に教えないと。

以上2つのことを教えると、下手をすると、奴隷になれ!ということになりかねないことを注意しないと。なお、わたしは、「働くことの素晴らしさ」、ならびに「きまりを守ることの大切さ」は、それなりに理解しているつもりだが、それだけではダメだ、と言いたいのである。

「「してはならないこと」」=「他人の悪口を言ったり、ウソをついたりしない」→原則そうだが、例外もあることを理解すべき。悪口で気がつくこともあるし、ウソをついたほうがいい場合もある(いちいち例示はしない)ことは、大人なら誰でも理解しているのに、なぜこのように教えるのか。

いわゆる規範は大まかな原則にすぎず、当てはまらない場合場合もあるし、国側が何を狙っているのかを考えたほうがいいと思い、あえて記事にした次第。

なお、この記事で心のノートに興味を持たれた方は、伊藤哲司『心理学者が考えた「心のノート」逆活用法』(高文研) を一読されたし(ちょっと古いが)。