清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

教育も いいが正社員 よくしろよ

読売新聞2009年7月9日朝刊14面(仙台では)「教育ルネサンス No.1101 市民力を鍛える3 「お金」学び、人生設計」によると、「育て上げ」ネットと、新生フィナンシャルが共同開発した金融教育プログラムの模様が書かれている。

金融教育は悪くない。しかし、気になったのは、以下のくだり。上記読売新聞から引用してみよう。

「正社員はお金をもらえるけど、自分の時間がないことがわかった」(授業を受けた高校生)

「フリーターが一概にダメとは言わない。正社員になってしまえば多くの時間を会社に拘束され、望まぬ転勤などもあることを知ってもらいたい」(「育て上げ」ネット理事長の工藤啓さん)

正社員に時間がないのが問題という意識が全く見えてこないダメコメントである。

正社員だろうが何だろうが、自分の時間があり、金がもらえるのがいいんじゃないのか?「望まぬ転勤」(工藤啓さんのコメント)というが、日本は割りと裁判例でも転勤が認められやすいことをわかって言っているのか?

高校生はこれを機に労働問題を探求し、工藤さんは、教育をやめてでも正社員が時間を持て、「望まぬ転勤」が少しでも減るように戦うべきである。そのほうが、社会問題をスルーした教育より、よほど社会貢献になろう。