読売新聞2010年1月27日朝刊13版3面(仙台では)に、渡部昇一・上智大学名誉教授の『日本の歴史』全7巻+別巻─淵錺奪出版)の広告が載っている。
誰がどのような本を書こうが結構である。
しかし、渡部さんは、歴史学者ではなくて、英語学者のはずである(『知的生活の方法』(講談社現代新書)参照)。そういう人が書いた歴史書って、信頼に値するのだろうか?だから私は買わない。
それにしても、それを期待している、石原慎太郎東京都知事、葛西敬之JR東海会長、評論家の金美齢さん、中西輝政京都大学教授、ジャーナリストの櫻井よしこさん、作曲家のすぎやまこういちさん、漫画家の小林よしのりさんには、不安は感じないものなのだろうか?