『NHKウィークリーステラ』(NHKサービスセンター)2月26日号p30「リレーコラム“ここだけ”の話」で、一橋忠之アナウンサーが、あるスポーツ選手のコメント載せていた。すなわち、オリンピックのことを「『マイナー競技の祭典』」と表現したという。
なかなかいい言葉だなぁ、と思う。
メジャーなスポーツであれば、例えば、サッカーのワールドカップのように、オリンピックがなくても何とかなるものである。
しかし、不幸にも(?)メジャーになれないスポーツもある。このようなスポーツでも、オリンピックという場があれば、世界中の人に知ってもらえるので、この面ではオリンピックはいい行事である(個別の世界選手権の類では、興味のない人のアクセスが難しいことぐらい、容易に想像できよう)。
ところで、以前、当ブログでは、「『ごく少数』 言わずにきちんと 取材しろ! 」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/50191502.html)
で、「『オリンピックは人権擁護から環境保護にわたるあらゆる観点からの抗議活動の的になっている』」と記した。抗議は結構だが、マイナーなスポーツについて心を砕くことはあるのだろうか?
抗議活動をする人は、スポーツが嫌いなのかもしれないが、人間の文化や、マイナーなスポーツについて考えたことがあるのだろうか、と考えてしまった。