清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

高校生 貶めるための 調査なの?

YOMIURI ONLINE「『授業中居眠り』日本ワースト…高校生45%」(2010年4月8日 読売新聞。同日アクセス。http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20100408-OYT8T00325.htm
によると、「日米中韓の4か国中、日本の高校生は授業中に居眠りをする割合が最も高く、勉強しない生徒が最も多い――。そんな実態が7日、文部科学省所管の教育研究機関による意識調査で明らかになった」という。

「調査は財団法人『一ツ橋文芸教育振興会』と『日本青少年研究所』が昨年夏から秋にかけて、日米中韓の高校生計約6200人を対象に実施」とのこと。日本青少年研究所って、千石保さんのところですよね。千石さんのところの調査って、いつも日本の若者はダメ、という結論になっているように思うが(気のせい?)、それを狙っているのだろうか?

それはさておき、「居眠りをする」(45.1%で4か国中1位)、「ボーっとしている」(45・8%で米国に次いで2位)、「平日に学校の授業と宿題以外に、まったく勉強しない」(34.3%で4か国中1位)から、何か原因を探ったほうがいいのではないか?

真っ先に思いつくのは、日本の高校生がダメなのではなくて、日本の高校生が睡眠不足なのではないか、ということである。その原因は、携帯電話だったり、塾だったり、テレビだったり、部活だったりと、いろいろ想定できよう。また、日本は、睡眠が短いのが美徳という文化があるようだ(ためしに睡眠関係の本を買って読んで御覧なさい。翻訳物だと8時間は寝ろとアドバイスされているのが目に付くのに対し、日本のは8時間にこだわらず、かつ8時間寝なくてもよいという本が目に付くから。いちいち文献は挙げない)。始業時間を遅くすることも考えられるが、昔のアメリカみたいに7時台からスタートするわけじゃないから(何かの本で読んだ記憶がある)、難しいかも。

文化、と書いたのでついでに言及するが、アメリカは、「近くの人としゃべる」、「ものを食べたり飲んだりする」、「メールを打ったり、教科以外の本を読む」、「ボーっとしている」、「積極的に発言をする」が4か国中1位。4カ国が日米韓中なのが恣意的だが、欧米の高校生はこのようなことが多いのか?

最後に、日本の高校生の美点を1つ。それは、「きちんとノートをとる」が4か国中1位。きちんとノートをとっているから「平日に学校の授業と宿題以外に、まったく勉強しな」くても何とかなっているのだろうか(もちろん、一般的にはなんともならない。高校生ならば英語の予習と数学の復習は最低でもやるべし)。