清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

国民の チェックがあって 当然だ

読売新聞2010年5月8日朝刊12版12面(仙台では)「気流」(投書)欄を見ると、「民意反映の検察審 見直す動きは幼稚」という投書を発見した。書きたかったのだが、諸々の事情で忘れていた。したがって、上記投書を引用しつつ、論じる。

上記投書によると、「民主党を中心にした議員連盟検察審査会制度の見直しを求める行動を起こし」、その理由は、「『国民感情に司法が揺さぶられている』」からだそうだが(これは聞いたことがあり、間違いないだろう)、小沢さんの起訴相当の議決の前後では、「幼稚」とされても仕方がない。

別に起訴=有罪じゃないのだから(もっとも、有罪率約99%の現実はあるが、それは裁判官が冤罪を見抜けたかという話)、「『国民感情に司法が揺さぶられてい』」たとしても、裁判で決着をつければよい。

小沢さんの事件がそうだとは言わないが、検察が恣意的に起訴しないことは十分想定しうる(与党議員だから、後で報復されるのが恐いので、起訴しないでおこう、ぐらいの気持ちが起こっても不思議はない)。それを国民がチェックして、実効性を持たせるために強制起訴の制度を設けてどこが悪いのか?

検察審査会制度の見直しは、大した理念もなく、不利になったから制度を変えようというだけの、卑怯な考えにすぎない。重要な政治課題は他にあるのだから、そちらに傾注すべきだ。