清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

中国が 騒げば自ら 首絞める

尖閣諸島沖で、中国籍の漁船が、日本の海上保安庁の巡視船に衝突したとして、公務執行妨害罪(刑法第95条)などの罪で船長が逮捕・勾留されている事件、率直に言って、中国側の対応がやかましい。

ビデオを見ていないので(なぜ公開できないのだろう?→公開しないほうが国益に沿う、というか、妥当である。犯罪が明らかならば、刑事訴訟法第208条第1項の原則通りなぜ勾留10日で起訴できなかったのか?ということになるし、現に起訴しなかったということは、それほど明らかでなかった可能性が高いと推測できるから(このことから、前原誠司外務大臣の発言は失言と判断すべきである。2010年9月30日追記)、公務執行妨害罪以外のどの犯罪が成立しているのかはわからないが、本件は起訴される可能性が高いとは言えない。

有斐閣『ポケット六法』平成22年版p1894によると、公務執行妨害罪は、刑法犯の「その他」に該当するはずであり、起訴率は34.2%である。つまり、半分以上は起訴されないで処理される。

つまり、船長さんは、かなりの確率で釈放される、ということである。

しかし、これだけ中国側が騒ぐと、仮に起訴されなかった場合、今度は日本の世論が黙っていないだろう。一説によると、検察は世論を重視するそうなので、そうなると、中国側が騒いだゆえに、かわいそうに、船長さんは起訴される、ということになりかねない。

尖閣諸島がどちらの領地かは場所を改めてすればよい(当ブログでは当然日本の領土との前提で書いている)。日本において報道される中国側の行動が本当であれば、決して自分たち(中国)を利することはない。