先週は、バスケットボールの試合を2試合テレビ観戦した。それについて書いてみたい。
1.アジア大会 男子準決勝 日本vs韓国(NHK BS-1、2010年11月25日)
この対戦、複雑だったなぁ。bjリーグの本拠地の住民としては、日本代表の道が開かれたとはいえ(その証拠に、島根スサノオマジックの、石崎巧選手が代表に選出されている。生え抜きの人が入ればもっとよかった)、私の心の中のわだかまりが完全に消えたわけではないし、韓国代表は、bj-KBLチャンピオンシップゲームズで世話になった人がいるし。
日本代表のスタメンは、田臥勇太(リンク栃木ブレックス)、石崎巧、網野友雄(アイシン・シーホース)、竹内公輔(アイシン)、竹内譲次(日立サンロッカーズ)。田臥選手のプレーを見るのは、フェニックス・サンズの開幕戦以来(リンク栃木の試合は1試合観たが、田臥選手は欠場)。正直、石崎選手のスタメンは(代表を追っかけていないのに書くのはナンだが)以外だった。川村卓也選手(リンク栃木)が怪我をして代表不選出あれば、代表での活躍が長い、桜井良太選手(レラカムイ北海道)が出るものと勝手に思っていたので。ただ、石崎選手は好調だったようで、得点源の一つだった。
一進一退の攻防だったが、51-55で負けてしまった。残念である。
韓国を55点に抑えたことは、守りの面では問題なかったのだろう。
最終的にはイランにも負けてメダルを逃してしまったが、最近2回のFIBAアジアにおいて、過去最低(8位と10位)を更新していたことからすれば、ステップアップしたと言えよう。トーマス・ウィスマン・ヘッドコーチの起用などはとりあえず成功といえよう。あと、怪我人が目立たなかったのも良かった。
2.bjリーグ2010-2011シーズン 島根スサノオマジックvs滋賀レイクスターズ(BSフジ、2010年11月27日午後7時から生放送)
石崎選手は、アジア大会でがんばっているので、不出場(河内敏光『意地を通せば夢は叶う!bjリーグの奇跡』(東洋経済新報社、2005)に書いてあるが、bjリーガーは代表活動を辞退できない。そうなると、bjリーグファイナルに、石崎選手は出ることができるのか、今から心配である)。予想通りである。
ただ、石崎選手抜きで、島根は4連敗中だった。この日も、ハーフでリードを許し、苦戦。ジェリコ・パブリセヴィッチ・ヘッドコーチは、ハーフタイムのインタビューで、ポイントガードの経験のなさを嘆いていたが、ハーフで、2Pシュートが30%未満(記憶)の上に、滋賀のディフェンス・リバウンドより、島根の全部のリバウンドが少ないのでは、主に外国人選手が活躍しなかったことが問題だと感じた。
結局敗れたが、翌日は勝ったようで、石崎選手抜きでの初勝利。12月4日、5日の仙台89ERS戦からおそらく復帰するので、仙台は厄介な戦いが強いられそうだ。ただ、インサイドは負けないはずで、石崎選手を抑えられれば勝てる、と見る。もっとも、仙台のガード陣はサイズがないので、苦戦するだろうな。
*タイトル、文中一部敬称略