最近観た映画を、備忘録的に3本紹介。
1.『最高の人生の見つけ方』(2010年11月14日、テレビ朝日「日曜洋画劇場」)
修理工カーターと、病院経営のエドワードは、ともに余命いくばくもないがんの患者。
修理工は大学で哲学をやったようで、そこで教わった「死ぬまでにやることリスト」をエドワードに紹介する。エドワードはリストを改作して、カーターとともに実現させようとするが。
映画では、世界一周旅行をしつつ、スカイダイビングやカーレースなどをやり、楽しい映画。しかし、結局は、人とのふれあいが一番大事だ、と言っているように感じた。人は群れて社会を作る動物であるという趣旨の研究もあるので、穏当な映画。
クイズの答えは、「人生に喜びを見出す」だったが、やはり人とのふれあいの大切さというメッセージが印象的。
2.『オペラ座の怪人』(2010年11月6日、BS朝日「サタデーシアター」)
ミュージカルの映画化。12月17日金曜日に、日テレ「金曜ロードショー」でやるようだから、ストーリーは書かないこととする。
ところで、ファントムって何?何の象徴?個人的には、ここが一番大事だと思った。
3.『この道は母へとつづく』(2010年11月16日、BSジャパン「シネマクラッシュ」)
ロシアの孤児院の話。主人公、イワン・ソンツェフ(映画内では主に「ワーニャ」)は6歳で、イタリア人夫婦に里親になってもらうことが決まったが、別の人の母親が孤児院を訪ねたことがきっかけで、母を捜そうとするが…
孤児院の人は一生懸命やっているのだろう。その思いと、主人公の母親を思う心は、交わらないようだ。
『子どもの最貧国・日本』(山野良一、光文社新書、2008)あたりを読んでも、子どもは家族が良くて、とりわけ両親思いであることが書かれている。それからすると穏当な映画だが、実際の家庭はどうなのだろう?