清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

北方領土で 大したことない 自民党?

上記asahi.comによると、「米外交当局が、自民党政権末期の北方領土問題への取り組みを、「指導力に欠けている」などと、非常に厳しく評価していたことがわかった」という。
 
ただ、「当時の麻生政権を酷評」とある。佐藤優さんが、『ビッグコミック』(小学館)誌上で、森喜朗・元内閣総理大臣と、鈴木宗男・元衆議院議員と鼎談したのを見たことがあるが(何号かは失念)、それとは矛盾しない。すなわち、森さんまではそれなりに交渉が進んでいたが、小泉純一郎さんの時に傾向が変わったらしい(以上、清高要約)。
 
読み進めると、「野党・民主党についても見方は厳しく、北方領土問題では「政策の真空状態」に置かれていると指摘。新しい発想が出てこない理由として、「(02年にロシアに柔軟姿勢を示したと批判された)鈴木宗男衆院議員を巡るスキャンダルの後遺症」を挙げた」という。これも佐藤さんらの鼎談と矛盾しない。現在の菅直人内閣総理大臣は住民に媚びているだけで信頼関係を築けていないようだし(asahi.com北方領土の日菅首相「ロシア大統領の国後訪問は暴挙」」(http://www.asahi.com/politics/update/0207/TKY201102070453.html
参照)。なお、佐藤さんらの鼎談では、森さんは、鳩山由紀夫さんにロシアの大統領との信頼関係構築を提言していたと記憶している。それにしても、北方領土関係に絞れば、鈴木宗男さんが国会議員でないのは痛いかもしれない。
 
「問題解決への日本の「本気度」を疑う記述もある」という。これも佐藤さんらの鼎談で取り上げられていた。つまり、小泉さんになってから、本気で北方領土解決する気がなくなったらしい。
 
最後に、「「ロシア指導部は北方領土について、第2次大戦ヒトラーを支持した結果日本が払った代償で、対独戦でロシアが失った数百万の命の補償の一部だと考えている」とし、譲歩は望めないとの見通し」があるとか。国際法について不勉強ゆえ結論が出せないし、ロシアは許せないと思いたいが、ロシアの理屈では、終戦は1945年8月15日ではなく、9月2日であり、世界史的には有力らしい。
 
この件に関しては、小泉さんの時に、針路を間違えたかもしれないと、私は思っている。