清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

尖閣は 死守で2島は ぜひ返還?

突然の話になるが、私は高等学校で地理を履修していない。というわけで、現在、『もういちど読む山川地理』(田邉裕著、山川出版社、2012。なお、山川出版社は、地理の教科書を出していない(http://www.yamakawa.co.jp/textbook/

)ので、ある意味便乗商法であるが。なお、田邉さんは、地理学の世界では有名な先生のようだ。「CiNii Articles 著者 「田邉裕」」(http://ci.nii.ac.jp/nrid/1000000012394
)参照)を読んで勉強している。
 
その68ページ「日本とロシア-北方領土」によると、「ロシアは(中略)基本的な境界の考え方が実効支配を認める追認境界なのに対して、日本は問題が起きる前はどうだったかを確認する先行境界を主張することが境界に対する基本認識なので、問題解決は困難をきわめている」という。
 
私は日本人なので、(田邉さん、何言ってるの? 先行境界説が正しいだろうに)、と思ったが、どうもそうではないらしい。
 
)で、国際法・国際組織法が専門の広部和也さんが執筆した(と思われる)、

国境(こっきょう)とは - コトバンク

によると(日本大百科全書(ニッポニカ)の解説を見よ)、「国境の決め方については、これを画定する国際法上の基準があるわけではなく」、「一般に、国境の画定は、関係国間の条約に基づいて行われ」るとある。だから、日本側の言い分が絶対に正しいというわけではなさそうなのだ。
 
となると、『もういちど読む山川地理』の田邉さん執筆の記述のうち、「追認境界」についても考える必要がある、と、勝手に考えた。
 
「追認境界」(『もういちど読む山川地理』)を前提とすると、竹島大韓民国領、尖閣諸島は日本領(中華人民共和国はアタックしているが、報道の限りでは、中華人民共和国の実効支配はなさそう(上陸者を日本の司法が逮捕できていることなどから判断))、北方4島はロシア連邦の領土だが、ロシア側から妥協のシグナルが出ている、となろう。
 
となると、北方領土4島につき、2島先行返還論というのは、もしかしたら有力なのかもしれない。