転載元のJB PRESSさんにある、川嶋諭さんの「シリアで亡くなった山本美香さん、安らかに貴女は日本が最も誇るジャーナリストだ」は、簡素な、いい追悼文だと思った。
それにしても、取材とはいえ、犯罪（日本経済新聞電子版「アサド政権は「人道に対する罪」 国連委が報告書 2012/8/16 10:31」（http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM15083_W2A810C1EB1000/ ）によると、「アサド政権と傘下の民兵が「人道に対する罪を犯したと確実視できる十分な根拠がある」とする報告書を発表した」一方、「反体制派の動きに関しては「不法行為を犯しているものの、規模や頻度、残虐性は政権側に及ばない」と分析した」という）に巻き込まれての死、無念だったろう。
Googleニュースで「山本美香」で検索知った結果（https://news.google.co.jp/news/story?hl=ja&gl=jp&q=%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E7%BE%8E%E9%A6%99&um=1&ie=UTF-8&ncl=dxkypUlt4vsOKpMKQEWl6_LQoPS3M&sa=X&ei=iMc0UJq7J-_LmAXcxYHICw&ved=0CDEQqgIwAA ）をざっと見ると、退避勧告が出ているにもかかわらず（2012年8月22日における「外務省 海外安全ホームページ シリアに対する渡航情報（危険情報）の発出」（http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=51#header ）によると、「2012年07月26日」に、「全土：「退避を勧告します。渡航は延期してください。」」という情報がアップされている）、現地に赴いたのだから、自己責任という声は、発見できなかった。
イラクにボランティアに行ってで人質になった、高頭菜穂子さんたち3名の時とはえらい違いだ（「クロ現で 高遠さんの 話見た」（http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/50284139.html ）をご一読）。生と死の結果は違えど、同じ犯罪に巻き込まれた被害者なのに。
高遠さんたちに対するバッシングで反省をしたのならいいが、犯罪被害者に対するバッシングは、慎んだほうがいいだろう。被害者の結果（生と死）にかかわりなく。結果にかかわらず被害者本人は苦しんでいる（いた）のだから。
