清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

過積載 公表過労死 非公表

NHK NEWS WEB「悪質な過積載繰り返す業者名 国が公表へ」(2013年2月2日 13時10分。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130202/k10015244621000.html

によると、「法律の制限を超えて、多くの貨物を積み込む過積載のトラックやトレーラーが後を絶たず、道路の劣化を早める原因になっているため、国は来月から違反を繰り返す悪質な業者の名前を公表するなど、指導を強化することにしています」とのこと。
 
一方、週刊金曜日ニュース「過労死の企業名開示認めず――大阪高裁が逆転判決」(2012 年 12 月 20 日  5:29 PM。http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?p=2792
によると、「労災認定された過労死事件の企業名を公開させるべく、遺族が国を相手に起こした情報公開請求訴訟の控訴審判決が一一月二九日、大阪高裁で言い渡された。山田知司裁判長は、法人名を公開すれば「被災者の個人情報が特定できる恐れがあり、企業の社会的評価が下がる」と断じ、国の不開示決定を違法とした一審の大阪地裁判決を取り消し、原告敗訴の逆転判決を下した」とのこと。
 
どちらも、不祥事を起こさせないために、公表をちらつかせて、企業イメージダウンを回避するために、不祥事をさせない効果を狙っているはずである。だけど、過積載は公表決定、過労死は非公表、というのは一見不思議である。
 
しかし、おそらく、過労死のほうが、色々考慮しなければならない点があるのだろう。例えば、過労死以外の労働災害との兼ね合いだったり。
 
というわけで、企業名の公表は、不祥事を起こせばなんでも公表、とはいかないようだ。当たり前だけど。