YOMIURI ONLINE「柔道・園田監督の辞任決定、後任は当面置かず」(2013年2月1日23時13分。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130201-OYT1T01626.htm
)によると、「柔道の女子選手15人が、園田隆二・全日本女子監督(39)から暴力を受けたとして告発した問題で、全日本柔道連盟(全柔連)は1日、園田監督から出された進退伺を受理し、辞任が正式に決定した」という。
読売新聞2013年2月1日朝刊13版23面(以下、「2月1日朝刊」と表記)に、詳しい事情が載っていたので、引用しつつ、以下展開する。
2月1日朝刊によると、「今回の問題は、女子選手の一人が昨年9月、『園田監督から暴行を受けた』と全柔連に申し出たのがきっかけ。調査の結果、訴えは事実と確認されたが、全柔連は11月、園田監督の続投を発表した。全柔連の対応に憤った選手たちは監督らの暴行の事実を書面にまとめ、JOCに提出」したという。
2月1日朝刊「事態軽視、最悪の対応」(上村邦之記者執筆)に目を移すと、「15選手の相談を受けていたのは、柔道界の中でも現強化体制に批判的な意見を持つ人たちとの指摘もあ」ったという。
これらから見ると、まず、1人だけなら、握りつぶせただろうと予想。また、「現況下体制に批判的な意見を持つ人たち」というのも、何もせずに済まそうとする常套句だと思った。これだけ不法行為を告発するのは難しいということである。選手たちの勇気に敬意を表したい。
教訓としては、強いものと闘うときは団結しましょう、ということである。
それで思い出したのだが、2012年12月9日に行われた、衆議院議員総選挙において、日本最大の労働組合である、日本労働組合総連合会が支持している民主党が、小選挙区、比例代表、ともに約2,000万票減らす惨敗を喫した(「連立に 絶望自民も 減らしてる」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/53580317.html)
)。労働者が多数のはずなのに、この結果でいいのかな? と思った。いざという時に助けになる(かも知れない)労働組合の最大手が支持している政党なのに。もっとも、労働組合側も、影響力を高めるためには、戦略変更が必要なのだが(正規雇用だけを重視してはいけない。労働者全体を考えないと)。