『フラッシュ』(光文社)2013年2月19日号の見出し、「埼玉教員駆け込み退職騒動『日教組はゼロ』の意外」に注目。
実際はどうかはわからないが、ありうる話である。
まず、私の調査の限りで最新の、「平成23年度 教職員団体への加入状況に関する調査結果について」(文部科学省HP。http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/jinji/1314799.htm)
によると、教職員団体全体の加入率は40.2%で、日教組への加入率は26.2%である(教職員団体全体の加入率-日教組への加入率=その他の教職員団体の加入率、という関係)。教職員全体で26.2%ということは少数派。ゼロがそんなにおかしい話ではない。
また、カレル・ヴァン・ウォルフレン『日本/権力構造の謎(上)』(ハヤカワ文庫、1994)には、「一般には、日教組の活動家は、『もっとも精力的で(中略)つねに前向きで積極的』で最良の教師」という記述がある(p186)。いわゆる教員駆け込みは、制度を作った側が一方的に悪いと私は思っているが(
kiyotaka-since1974.hatenablog.com
参照)、「『もっとも精力的で(中略)つねに前向きで積極的』」な人が、簡単に退職するとは思えない。
*ウェブサイトは、2013年2月4日アクセス。