以前、「人間の 弱さがわかる 番組だ」（https://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/56559489.html
）で、NHK総合で2017年12月26日に放送された「事件の涙 Human Crossroad 死刑囚の母 息子の選択 毒物カレー事件」を取り上げたが、「事件の涙 Human Crossroads」は２回シリーズ。2017年12月27日に放送されたのは「同じ空を見上げて ”闇サイト事件”の10年」（両番組のあらすじはNHKのHPから。http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=12795
）。
犯罪がいかに被害者や周りの人の人生を破壊するか、また、そこからどう立ち直ろうとしているのかを描いたドキュメンタリーであった。
いわゆる闇サイト事件の被害者には、囲碁を通して知り合った恋人がいた。母親は事件後に初めて会ったが、恋人の人生を慮って距離を置くことにしたという。そんな母親の支えは理解する仲間だったリ趣味だったりする。
事件さえなければ、距離を置くことすらたぶんなかったと思うので、少々つらい気持ちになってしまった。
被害者の母親は、犯罪被害者の立場や気持ちを伝えるために講演もこなす。番組ではその時に語った言葉もあった。それは、「皆様は私のように一番大切な人を殺されたら何を一番望まれますか？どうか身近なこととしてお考えいただきたいと思います」で、考えさせられてしまった。下手に刑事政策をかじった（死刑について考察するのは多かれ少なかれそう）のでなおさらである。
