清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

論理がない 『週刊新潮』の 見出しかな

読売新聞2018年2月7日朝刊13版10面に載っている『週刊新潮』の見出しの一つをまずは検討する。

 
「『英語より韓国語、中国語教育を!/子どもに自虐史観を植え付ける『日教組』亡国の教研集会」
 
付けた人、大丈夫なんだろうか?
 
語学が何で「自虐史観」なの?
 
筆者は見出しのような英語より韓国語、中国語という見解に賛成しないが、韓国語や中国語を学習することに意義があると思っている。
 
以前、『世界を見る目が変わる50の事実』(ジェシカ・ウィリアムス、草思社、2005)を読んだが、p186の「トライリンガリズム」についてなるほどと思ったからである。
 
ところで、筆者は、外国語で一番大事なのは英語だと思っている。とりわけ、英語の文章が読めることは、多様な情報に接するために大事だと思っている。しかし、日本の場合、訪日外客数で一番多いのは、2016年(確定値だから)においては中国、第2位は韓国である。https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/since2003_tourists.pdf
参照。であれば、日本にいる限りにおいては、中国語や韓国語を習う意味は、英語よりあるともいえる。
 
従って、時間がたくさんあれば、外国語は、英語のみならず、中国語や韓国語をやったほうがいい、となる。
 
「第2外国語 高等学校」あたりで検索すると(各自でやってね)、そういう高等学校があるのは頼もしい限り。それがさらに広がることを祈ろう。