清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

弱いのではなく 議席がないだけだ

こんなのが旧民主党で偉かったのだから、民主党政権ってやっぱりダメだったと思わせる記事を発見(筆者は、以下に紹介する輿石東さんのみがダメだったと思っている)。

 
その記事は産経ニュース「【単刀直言】輿石東・元参院副議長 深夜の野党抵抗『不評買うだけ』」(2019年3月12日8時59分。https://www.sankei.com/politics/news/190312/plt1903120006-n1.html
)である。以下、引用しつつ論じる。
 
「なぜ『安倍1強』といわれる政治状況がこれだけ続いているのか。一つには、政権への国民の支持があるのでしょう。しかし、最大の理由は対峙(たいじ)できる政治勢力がない。つまり、野党が弱すぎるからでしょう」だって?輿石さんは年を取ったか、国会における議論を理解する気力がないから「弱すぎる」と使ったようだが、日本語を知らなかったようだ。「議席がない」なら事実だったんだけど。
 
「平成31年度予算案が衆院を通過したときはどうだったか。野党の抵抗で本会議は午前2時にまで及んだ。でも、寝ずにやって何か変わったのか。変わりやせんじゃないか。/だったら、せめて前の日の夜10時ごろに終わってくれればと思うのが人情だ」って?そんなことないって(苦笑)。「夜10時ごろに終わ」れば、「淡白な野党だ」(この部分は筆者の強調)と馬鹿にされるだけだって。否定したい人はどちらでも否定するものである。
 
「国民の皆さんは、政党は何でこんなに離合集散を繰り返すの?と思っておられるでしょう」→これは思う。民主党政権の時に自由民主党を離党した人、いたよね。輿石さんの記憶力ってダメだなぁ(民主党政権以降の「離合集散」について一方的にしか語っていない)。政治家というか、人間としての能力が欠けていたようだ。
 
「以前の衆院中選挙区制は、1つの選挙区で複数人が当選するから、1つの党から2人でも3人でも立候補できた。同じ党の中で切磋琢磨(せっさたくま)し、競い合うから質の高い政治家の養成ができる面もあったし、有権者の選択肢も多かった」って?汚職があったのも忘れたみたい。
 
小選挙区制もほぼ平成とともにあったけど、新たな時代を迎えようとしている今だからこそ、中選挙区の復活も視野に入れ、制度を見直してみてはどうか」というのをカットしない時点で、(産経新聞もまともに政治を知らない)と認定されちゃうよね。ちょっと政治学をかじれば、いわゆる中選挙区(正式には、大選挙区制限列記制)というのは日本くらいしか採用せず、合理性もないことくらい簡単に理解できるのである(理由の一つは、少数派が当選してしまう。政党ごとの比例代表の方がいわゆる中選挙区より合理的なのは、普通程度の頭脳があれば簡単に理解できる)。
 
輿石東さん、お疲れさま。もう公の場で語らなくていいですよ。馬鹿にされるだけですから。産経新聞はリアルで潰れそうだといううわさは聞いている。このような記事なら仕方ないなぁ。