清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

十分に あり得る「危機」と 思うけど

ハフィントンポスト「安倍首相が“事実上の事前検閲”との指摘に反論「ありもしない危機を煽るのは芸術家の皆さんに失礼」【あいちトリエンナーレ】」(泉谷由梨子。2019年10月7日18時40分。https://www.huffingtonpost.jp/entry/abe-hanron_jp_5d9af632e4b03b475f9c23df?ncid=tweetlnkjphpmg00000001 )から、枝野幸男立憲民主党代表vs安倍晋三内閣総理大臣のマッチアップを。

 

まずは枝野幸男さん。

枝野代表は「必要な情報が事前に申告されなかった」という理由で文化庁補助金の不交付決定したことについて「表現に対する抗議を事前に予想するのは困難」とした上で、「多くの人は結局、展示の中身が気にくわないから金を出さないのだと受け止めています」と指摘した。

その上で「こんなことが前例とされるなら、今後は『議論を起こすような展示は公的補助を受けることが難しくなるのではないか?』と萎縮効果が働いて、お上に迎合した当たり障りのない表現だけに徹しようという『事実上の事前検閲』につながってしまいます。不交付決定を違法不当として撤回し、当初の決定通り補助金を交付すべきと考えますが、総理の見解を伺います」と、安倍首相に質問した

 

次に安倍晋三さん。

「安倍政権に対する連日の報道を見れば、おわかりいただけると思いますが、萎縮している報道機関など存在しないと考えています」と回答した。

続いて、「それにも関わらず、ありもしない危機をいたずらに煽るのは我が国の隆々たる各言論機関、才能あふれる芸術家のみなさんに対して大変失礼なのみならず、外国からの誤解を生みかねないものであります。報道、表現の自由は民主主義を担保するものであり、当然尊重されるべきことは言うまでもなく、 日本国憲法に基づいてしっかり保障されることは、立憲を党名に掲げる枝野議員であれば、ご理解いただけるものと考えています」と皮肉った

 

まず枝野さん。「『事実上の事前検閲』」とは、またややこしい言葉を作りましたなぁ。内容はおおむね妥当。

 

次に安倍さん。補助金を出さない=表現が制約される、ではないが、当然もらえるはずのものを後日もらえなくなれば当然の懸念なわけで、内容面で枝野さんに惨敗!

 

なお、

 

kiyotaka-since1974.hatenablog.com

 で紹介した東京新聞の記事「トリエンナーレ補助金不交付 文化庁有識者委員が辞意」(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201910/CK2019100402000120.html)も併せて読もう。「要綱などに定めのない安全性にかかわる報告の有無を理由に不交付を決めた」ことなどが事実だとすれば、枝野さんの懸念は肯ける。