清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

BTS よりも演歌が 心配だ

 西日本新聞「【コラム日流×韓流】意外と低い熱狂度…BTSの世界戦略と内需格差」(池田郷。2022年4月3日5時13分(最終更新2022年4月4日11時12分))

www.nishinippon.co.jp

によると、

 韓国で暮らしている実感としては、老若男女が皆、BTSに首ったけかというとちょっぴり違う。

 中高年の間ではむしろ、日本の演歌に似た大衆歌謡「トロット」が人気だ(中略)/韓国でBTSに熱を上げているのは、10代や20代の若者が中心だ

という。

 

 このことは、おそらく事実である。その根拠は、Yahoo!ニュース個人にある、吉崎エイジーニョ「『韓国人が選んだ今年のK-POPアーティスト』 BTSが各世代で圧倒…続くIUもスゴい!」(2021年12月21日10時52分)

news.yahoo.co.jp

と一致するからである。以下、引用してみよう。

 30代以上から、トロット歌手がぐっと増えてくるが…(前後略。「『韓国人が選んだ今年のK-POPアーティスト』 BTSが各世代で圧倒…続くIUもスゴい!」)

 

 ところで、西日本新聞のコラムには、以下のようなことも。

 一方の日本。嵐やSMAPなどのグループは、韓国に比べ幅広い世代に長く親しまれる(「【コラム日流×韓流】意外と低い熱狂度…BTSの世界戦略と内需格差」)

これは、裏を返すと(と書いたが、少々強引であるという批判は甘受)、日本の演歌は、少なくとも、中年*1には人気がなということにならないだろうか。以前『選択』に「『演歌』は死滅するのか 『ニッポンの心』の儚い未来」という記事が載っていたが(2018年2月号。目次は見られる。

https://www.sentaku.co.jp/backnumber/view/201802 )、西日本新聞のコラムを見ると、BTSが特定の世代に人気があることより、日本の演歌の今後が心配になってしまった。

 

 そういえば、最近の演歌のヒット曲って正直記憶がない。筆者は以前『カラオケ・ヒット名曲集』(自由現代社、2020.なお、筆者が持っているのは2015年版)を買って読んだが、演歌・歌謡曲にも*2いい曲があることを理解している。しかし、最近の演歌・歌謡曲はよく知らない。紅白歌合戦でも演歌・歌謡曲の枠が減っているのは読者の皆さんであれがご存じだろう。時代の流れだろうが、BTSの世代別の人気より注目すべきだと思った。

 

*1:コトバンク「中年」をご一読。

https://kotobank.jp/gs/?q=%E4%B8%AD%E5%B9%B4

*2:以前はJ-POP、最近はK-POPをよく聴いているので。