清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

与野党より 投書に注文 つけちゃうぞ

 読売新聞2022年6月12日統合版12版10面の「気流」、今日のテーマは「与野党に注文」だそうだが、投書内容に注文をつけたくなったので、以下、引用しつつ(ただし、投稿者の指名は明かさない)検討する。

 

(前略)それなのに、今の与野党のあり方はひどい。与党が新しい政策を提案しても、野党が揚げ足を取るように批判して反対する。一方、与党も野党の提案には耳を貸さない。(中略)/もっとお互いの異見にしっかり耳を傾けて切磋琢磨(せっさたくま)し、そして党が違っても協力し合って、よりよい日本を作ってほしいと強く願っている(『各党で切磋琢磨』)

 これ書いた人、ならびに掲載を許可した人、(正直、馬鹿だな)と思った。矛盾に気が付かなかったのだろうか。野党の提案に耳を貸さない与党なら、野党は「揚げ足を取るように批判して反対する」しか手段はないと思うが。そうでなければ与党に賛成。

 

 実際は、野党が与党の批判をするのは当たり前であり、「批判するな、対案を出せ」よりいいのである。当ブログ「『批判するな 対案を出せ』 なぜ悪い」をご一読。

 

kiyotaka-since1974.hatenablog.com

もちろん実際には、自由民主党公明党の賛成の法律案、予算しかないということもあり得ないので、「野党の提案には耳を貸さない」ということもない(だろう)が*1

 

 (前略)地方の人口が減るなかで格差是正を推し進めてしまうと、地方に住む国民の声がますます国政に反映しにくくならないだろうか。その結果、地方が今よりも衰退してしまわないかと不安です。/憲法では国会議員を「全国民の代表」と規定しています。1票の格差にこだわりすぎることの弊害をもっと考えてほしいです(『「10増10減」反対』)

 え、(地方のために都市部の人は犠牲になれ!)ということ?1票の格差問題を調べればわかるが、概ね地方の方が優遇されているのに、現在でも衰退しているということは、地方により代表権を与えても地方衰退を止める決め手にならないということじゃないか。1票の格差にこだわるのは、投票価値の平等を目指しているわけで、当然のことである。

 

(タイトルのみ)『くら替えに疑問』

 それならば、一院制にすればよい。そうすればくら替えはなくなる。

 

 まぁ、政治への批判は、的を射ているのもあれば、とんちんかんなものもある。今回は、後者を取り上げた。

 

 

*1:すべての法律案を検討していないので、「(だろう)」を入れた。ただ、内閣提出の法律案を「修正」したものがある。衆議院HP「議案名『児童福祉法等の一部を改正する法律案』の審議経過情報」(

https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/keika/1DD5612.htm

)、立憲民主党HP「【衆院厚労委】保育園安全計画の実現など子どもたちの安全を確保するため、児童福祉法等改正案を修正可決」(

https://cdp-japan.jp/news/20220513_3653