日本の日曜日の朝のテレビ番組と言えば、TBS系列で全国放送されている「サンデーモーニング」だろう。2022年6月12日放送分はひどかった。特にひどかったのは「風を読む」のコーナー。
投資を扱ったことについては、「サンデーモーニング 投資」でTwitter検索した結果を傍証としてアドレスを貼っておく。
いろいろな意見がある。筆者も投資促進に反対はしない。しかし、現状は投資を促進する局面だろうか?
読売新聞オンライン「企業の内部留保、9年連続で過去最高更新…前年度比2%増の484兆円」(2021年9月1日13時17分)
によると、
財務省が1日発表した法人企業統計によると、企業の利益の蓄積である2020年度末の「内部留保」(金融・保険業を除く)は前年度末に比べ2.0増の484兆3648億円だった。2012年度以来、9年連続で過去最高を更新した
という。
現在の状況は、企業の投資が消極的である。
日本銀行HPにある「貸出・預金動向」の「公表データ 2022年5月」
https://www.boj.or.jp/statistics/dl/depo/kashi/kasi2205.pdf を見る限りでは、判断は難しいが、貸し出しが増えているようには見えない*1。
投資を促進するというのは結構であるが、日本株に投資するという前提であれば、単に株価が上がるだけという可能性が高そうである。この観点からの非難が皆無だったのがびっくりである。
*1:この部分は根拠なき筆者の解釈であり、的確な説明のできる方にご教授願いたい。