ネットサーフィンをしていたらこんなツイートを見つけた。グレイト斎藤(@hachidaioh)さんの、2022年10月29日13時10分のツイートである。
オラッ今の10代の読書傾向だぞ!!! pic.twitter.com/MC8nWL7lpb
— グレイト斎藤 (@hachidaioh) 2022年10月29日
画像は、読売新聞2022年10月28日統合版12版13面である。
本は何を読んでもいいと筆者は思っている。従って、ランキングにケチをつけるつもりはない。
ただ、老婆心ながら付け加えると、とりわけ高校生であれば、岩波文庫の赤帯をはじめとした、海外の古典文学を読むことを勧めたい。
筆者の経験では、日本文学、日本の古典、漢文といったところは学習するが、海外の古典文学を高校生で習った記憶がない。タイトルは世界史を学習すれば勉強するが、テストで文化が重視されることはなかった(気がする)。
大学にはいろいろな学部があり、文学部というのもあるが、そこでイギリス、フランス、ドイツ、ロシア、アメリカなど*1の文学を知らないで、将来その分野に進もうというのは、否定はしないが、わからない選択である。
というわけで、岩波文庫の赤帯をはじめとした古典文学を、上記に挙げた国くらいかつその国につき1冊は読んだ方が、選択肢が広がっていいと思う。もっとも、筆者は文学部卒業ではないので、文学部に行った方がいいとは言えないし、責任は持てないが。
なお、読む本をどう探すか。それは、国語便覧を使う。筆者の手元には、数研出版の「プレミアムカラー国語便覧」(2019年3月1日発行の第10刷)があるが、その342ページから346ページが外国の文学の紹介で、先述した国の代表的な作家が載っているので、解説文で興味を持った作者の本を、1人でも1冊でもいいから読むといい。
*1:後述するが、この順番には意味がある。