清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

物事を 知るために本 読むべきだ

つい先日、『ひとはなぜ戦争をするのか』(A・アインシュタイン/S・フロイト講談社学術文庫、2016)を読了した。

 
本編の内容は読者の皆様に読んでもらうとして、筆者が印象に残ったのは、斎藤環の解説。
 
いわく、「実は人間に本能」はなく、「生殖などの行動も、言葉を通じて後天的に学ばなければでき」ず、「生きる上で必要なありとあらゆる行動を後天的に学ばなければ実行できない」(『ひとはなぜ戦争をするのか』p87、p88)のだそうだ。
 
以上の引用部分の直後に「閑話休題」(『ひとはなぜ戦争をするのか』p88)とあるので脱線の話だが、筆者はなるほどと思ったので引用した。
 
見よう見まねで体得するのもあるが、先生から教わったり、本を読んだりするということが大事だと解釈した。
 
というわけで、指導する立場であれば言葉を尽くして説明し、そんな立場にいなくても普段から本を読まないと何も身につかないな、と思った。もちろん、説明を聞いたり本を読むだけではなく、実践することも大事ですがね。
 
最後に余談。本を読むというと、文学を、というのを筆者はよく見る。それを否定しないし、文学の世界を追体験することによって身につくこともあろう。しかし、本エントリーのとおりであれば、ハウ・トゥ本も大事だと思う。料理やスポーツならだれでも素直に受け取るだろうが、素直に受け取れない分野(人それぞれ)もあろう。そうした分野のハウ・トゥ本を読むことを勧めたい。
 
*文中敬称略。