安倍晋三を殺害した被告人が英雄視されているらしい。東スポWEB「古市憲寿氏の『山上英雄視』報道を鈴木エイト氏がピシャリ フジの番組作りに批判」(2023年4月18日12時14分)
によると、
ジャーナリストの鈴木エイト氏が、社会学者の古市憲寿氏の発言に異を唱えた。
発端は17日*1放送のフジテレビ系「めざまし8」内での古市氏の発言。衆院和歌山1区補欠選挙の応援に駆け付けた岸田文雄首相に対し、爆発物が投げ込まれた事件に言及した。
この事件で和歌山県警は威力業務妨害容疑で(略*2)を逮捕。ネット上では昨年7月に安倍晋三元首相を銃撃した山上徹也被告と重ねる声も相次いでいる。
古市氏は同番組で「昨年の安倍元首相の暗殺事件があって、あの報道の在り方も僕はどうかなと思っていて。一部で容疑者をヒーロー視するような報道があって、今回の場合は動機はまだ分からないですけど、こういう第2の事件につながってしまったんじゃないかなっていう懸念があると思ってて」と発言。(略)
これに鈴木氏は17日、ツイッターで古市氏の「山上被告を英雄視する報道が一部あった」という発言に「そんな報道、見たことないが」と返した。
調べてみると、1月11日放送の同番組で(略)に全国から差し入れが届いていることを特集。現金を送った男性は「英雄視するまでには至らない」としたが、番組側はSNSで山上被告を英雄視する投稿をした人物に取材をかけ、肯定的な回答を紹介した。
おそらく古市が指すのはこの時の放送だろう。(略)
また、鈴木氏はおなじく「めざまし8」で「山上の行動によって国が動いてしまった」と語った橋下徹氏にもアンサー。ツイッターで「山上被告の行動の前に国が動かなければならなかった。規制すべき対象であるカルトと癒着してきた政治家の問題について国は動いていない」と指摘している。
鈴木エイト(@cult_and_fraud)のツイートは、下記から。2023年4月17日9時29分からの連投。
めざまし8でのコメンテーター発言1
— 鈴木エイト ジャーナリスト/作家『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』(小学館) (@cult_and_fraud) 2023年4月17日
古市憲寿氏「山上被告を英雄視する報道が一部あった」
→そんな報道、見たことないが#めざまし8
英雄視かどうかは、各自の解釈のようである。「英雄」の意味について、コトバンクのリンクを貼るので、各自で考えられたし。
一方、鈴木のツイートは、上記リンクからたどれる「めざまし8でのコメンテーター発言2」は妥当と判断する。鈴木が主筆である、『やや日刊カルト新聞』のサイト内で「統一教会」で検索した結果を示すので、各自で確かめられたし。ちなみに、安倍晋三が死亡した日は、2022年7月8日である*3。
厳密な意味で山上のやったことはテロではないが*4、テロをされない政治が必要なのを本稿では強調する。鈴木エイトがツイートした「山上被告の行動の前に国が動かなければならなかった」*5を妥当と判断するからである。
*1:2023年4月17日。以下の年月日も2023年。
*2:本稿では言及の必要がないので省略した。
*3:以前から問題があったのを政治が無視したことがわかると思う。
https://kotobank.jp/word/%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0-102010 「政治的目的」(日本大百科全書(ニッポニカ)の説明)がないから。
*5:2023年4月17日9時29分のツイート。
https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1647759134966833153