清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

K-POPのエロは ダメだったんだよな(共産党 ゆえに火がつく 水着中止(5))

 日本共産党埼玉県議会議員団が、水着撮影会のために県営公園を貸し出すことを中止することを申し入れた件について、議論が百家争鳴*1の印象である。というわけで、今回は、原点に返って、日本共産党埼玉県議会議員団のHPにおいて2023年6月8日にアップされた「県営公園での過激な『水着撮影会』の貸出中止を埼玉県に求める」をまずは引用する。

www.jcp-saitama-pref.jp

 

6月24,25日に県営施設であるしらこばと水上公園において「水着撮影会」が行われます。入場料は1万円から3万6千円と高額なもので、過去のイベントの動画をみると水着姿の女性がわいせつなポーズやわいせつなしぐさで映っており、明らかに「性の商品化」を目的とした興業です。県の担当者によると2018年からしばしばこのようなイベントが県営公園で行われてきたそうです。未成年も出演しているという情報もあります。都市公園法第1条には「この法律は、都市公園の設置及び管理に関する基準等を定めて、都市公園の健全な発達を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。」とあります。今回の興業が都市公園の目的にふさわしいものとは到底考えられません。

 

また、内閣府男女共同参画基本計画施策の基本方向には「性の商品化や暴力表現が女性の人権を侵害している現状を改善し、メディアが自主的に女性の人権を尊重した表現を行うようその取組を促すとともに、性・暴力表現を扱ったメディアを青少年やそれに接することを望まない者から隔離することを含め、メディアにおける人権尊重を推進する実効的な方策について検討する。」とあります*2男女共同参画を推進する立場の埼玉県が、女性の性を商品としてサイトで積極的にPRしている団体に県有施設を貸し出すべきではありません。

このような点から、

一、「水着撮影会」へのしらこばと水上公園貸し出しは中止すること。

一、県営施設を使用した「水着撮影会」が、これまで何回行われたのか。未成年が出演していなかったのか。女性の人権を侵すような取り組みがなかったか、調査すること。

一、県施設の貸し出し基準について、都市公園法男女共同参画基本法に基づくものに改定すること。

などを申し入れています。

(略)

城下県議は「主催者の動画見るとつらい。ぜひ、部長もみてほしい。公の施設でこういうことをすることが問題。指定管理と言えど県が指導監督する立場。

これでは、このようなイベントに県がお墨付きを与えることになってしまう」と指摘しました。

 

 この申し入れが問題になっていることについては、当ブログ「共産党 ゆえに火がつく 水着中止」シリーズで取り上げたので、それもご一読ください。

kiyotaka-since1974.hatenablog.com

 

 ところで、筆者の記憶が確かならば、K-POPのヨジャグルの衣装は、過激でよくなかったはずである。筆者がTwitterの検索窓に「K-POP エロ」と打ち込んで見つけたツイートのリンクを3つ貼る*3

 

①うな(自民党から日本の心を取り戻す)(@unauna711)が2019年7月14日10時45分にしたツイート。

 

②ねこたん(勝手ながら以下略)(@yuri_marquis)が2019年11月15日にしたツイート。

 

③subaru8811(@subaru8811)が2020年3月7日22時7分にしたツイート。

 

 このように、日本において、セクシュアルな表現は厳しいはずだったのだが*4、今回の水着撮影会についてはO.K.という声が大きい。不思議な話である。

 

 日本在住者*5はセクシュアルな表現に寛容なのか非寛容なのかよく分からない。こういうところからも、今回の件が、共産党の人が言っているから何としても叩かなければならぬ、というところから来ているような気がしてならない。肝心なのは主張内容のはずだが。

*1:コトバンク「百家争鳴」で意味を確認。

https://kotobank.jp/word/%E7%99%BE%E5%AE%B6%E4%BA%89%E9%B3%B4-612854

*2:男女共同参画局HP「男女共同参画基本計画の変更について 9 メディアにおける女性の人権の尊重」にある。2023年6月18日アクセス。https://www.gender.go.jp/about_danjo/basic_plans/1st/2-9h.html

*3:なお、以下に挙げるツイートをした人全員が、今回の水着撮影会について特に見解を述べていないことをお断りしておく。

*4:表現者は、表現を仕事に、表現で飯を食っているのだ。表現者が社会と関わって表現し、飯を食っていく以上、不当な契約や危険な労働環境などから守られる必要がある。不当に仕事を奪われることは、女性の社会進出・社会参画を阻む以外の何ものでもない」(シバエリ「note 埼玉県営プール水着撮影会一律禁止の問題:性嫌悪フェミニズムと女性表現者の自由」(2023年6月11日4時30分。

https://note.com/shiba_eri/n/n668205de3d17 )が該当し得る。もちろん、「不当な契約」等があれば別だが。

*5:筆者の推定。日本語を用いていることから、日本語話者と判断し、大抵は日本在住者であるとした。