清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

DJ KAORIと青汁王子 二次加害に参戦した

 DJ KAORI*1と青汁王子こと三崎優太*2が、業界の杉田水脈になったという話。

 

 SMART FLASH「DJ SODA『セクハラ事件』にトップ女性DJ『外見批判は的外れ』も『興奮状態のファンに近づくリスク』を指摘」(2023年8月26日18時10分)を見てみよう。

smart-flash.jp

 

 記事の見出しからは、「も」以下のことを言いたいことが、簡単にわかる。

 

 本文を読むと、

 この事件を同業のDJはどう見ているのか。海外でも活躍し、日本を代表する女性アーティストのDJ KAORIに話を聞いた。

 

「DJ SODAさんが露出の多い衣装を着ていたことへの批判がありますが、ステージ上でどういう格好をしようが、本人の自由です。マドンナとかビヨンセを見ても、そういう格好をしていない人のほうが珍しい。外見を批判するのは的外れです」

 

 もちろん加害者の行為は許されないが、DJ SODAさん側にも配慮すべき点はあったという。

 

「許可なく人の体にさわったりするのは、絶対によくないことです。ただ、パーティで興奮状態のファンの元に行けば、そういうリスクにあうことは否めないんじゃないでしょうか。あそこまで客席に近寄ると、群衆事故につながる可能性さえあったと思います。それを考えたら、もうちょっと距離を取って接するべきでした。実際に観客に向かってダイブするアーティストはいて、もしそれで怪我をしても、観客を責められないでしょう。自己責任だと思います。

 

 今回、悪意のあった人は誰もいないと思うんです。運営側も、しっかりフェンスを作って安全にイベントを進行していたし、SODAさんもお客さんをあおるつもりで近寄ったわけではなかったはず。ただ、SODAさんは無理やり引っ張られて連れ込まれたわけではないし、絶対にさわられたくないなら、自分で未然に防ぐことはできた。お客さんも柵を飛び越えたりせず、その内側で楽しんでいたので、あの行為で、性犯罪者のレッテルを貼られて生きていくのは荷が重すぎるし、かわいそうです。なんとかことを丸く収めてほしい」

 

 フェスティバルに参加していたという「青汁王子」こと三崎優太氏は(中略。「以下のように語った」を、筆者が補足)

「私のInstagramに、加害男性のひとりが勤める会社の社長からDMが届き、本人に謝罪する機会を与えてほしいと依頼があり、承諾しました。加害男性は20歳と21歳。私のYouTubeに出た後、主催者にも謝罪に行きました。できれば、主催者には刑事告訴を取り下げてほしい。もちろん被害者の意向が最優先だと思いますが、加害者の行為はどの程度のものだったのか。きちんと謝罪しているので、被害者も納得してくれるのではないでしょうか」

 

 予め加害者の行為を批判しても*3、これでは二次加害に参戦したとされておしまいだろう。

 

 まず、本文のDJ KAORIのコメントに「実際に観客に向かってダイブ」とあるが、DJ SODAが触らせたという状況でない限り、何の関係もない。結局触った方が一方的に悪い、以外の感想を持てなかった。

 

 三崎のコメントもひどい。「できれば、主催者には刑事告訴を取り下げてほしい。もちろん被害者の意向が最優先だと思います」では、「もちろん」以前の内容を重視せざるを得ないので、要は被害者は告訴を取り下げろ! 以外の読みは不可能であろう。

 

 許可なく人様の体を触ること一般が問題であり、触るつもりが無かったら普通は謝罪するだろう。それが今回の場合、胸を触ったりキスをしたという話なのだから、それが悪い、でおしまいのはずである。それにも関わらず、被害者にも問題があるだとか、被害者は告訴を取り下げろだとかいうのは、いかがなものだろうか。

 

*1:プロフィールはユニバーサル・ミュージックのサイトで確認。

https://www.universal-music.co.jp/dj-kaori/

*2:プロフィールはウィキペディアで確認。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B4%8E%E5%84%AA%E5%A4%AA

*3:記事を読んだところ、三崎には、加害者の行為に対する批判的な言葉もない。