清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

たぶん無罪 でも休止だよ 松本人志

 現在のお笑い界のチャンピオン、松本人志が、活動休止に追い込まれている。そのきっかけは、週刊文春の一連の記事である。その導入として、『週刊文春』編集部.《参加女性が続々告発》「全裸の松本人志がいきなりキスしてきて…」「俺の子ども産めや!」1泊30万円の超高級ホテルで行われた「恐怖のゲーム」.文春オンライン.2023-12-16.

bunshun.jp

,(参照2024-01-17)のリンクを貼っておく。

 

 松本の問題は、上記リンクの1ページの以下の文章に尽きるのだろう。

 近年、日本でも包括的性教育への関心が高まり、社会的強者による性加害が社会問題化している。昨年3月には「週刊文春」が、映画監督・榊英雄の映画に出演した複数の女優が性的行為を強要されたと報道。それが契機となり、映画界に蔓延する性加害問題が続々明るみに出ることとなった。旧ジャニーズ事務所の創業者ジャニー喜多川氏による性加害問題では、今年3月にBBCが報じると、全メディアが報道に踏み切り、同社は解体的出直しを強いられている。/A子さんの告発は、こうした昨今の社会的潮流と決して無縁ではない。

 

 筆者は文春オンラインの記事しか読んでいないので恐縮だが、その限りでは、当時*1の刑法においては、犯罪不成立の可能性が高いと思っている。反抗を著しく困難にする程度の(重い)暴行、脅迫が見当たらなかったからである。2023年(令和5年)7月13日に施行された現在の刑法では、不同意性交罪の成立の可能性が高いのだが*2。また、民事上の不法行為責任が成立するとしても、時効(民法第724条第1号)の可能性がある。告発が事実であれば気の毒な話である。

 

 どのような解決になるかわからないが、残念な話である。

*1:週刊文春」編集部.《活動休止発表の松本人志》告発者A子さんは「裁判になったら証言台で説明します」 松本 〈とうとう出たね。。。〉に専門家は「まさにセカンドレイプ」 3人の女性が新証言・恐怖のスイートルームは大阪、福岡でも行われていた!.文春オンライン.2024-01-09.

https://bunshun.jp/articles/-/68246?page=4,(参照2024-01-17).によると、「2015年から19年にかけて」とある。

*2:刑法第177条第1項、同第176条第1項第5号、第6号、第8号が参考になる。なお、現在施行されている刑法の遡及適用はできない。憲法第39条。