清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

何時間 議論をしても 同じだよ

中川昭一さんの勢いが止まらない。今日の読売新聞朝刊(東京本社版第13版2面(仙台では))によると、「最近は、(核兵器を)作らず、持たず、持ち込ませず、言わせぞの『非核四原則』というそうだ。私は非核三原則は認めるが、四原則は認めない」だとか、「議論もしても駄目だという人がいるのであれば、今度は五原則で『考えさせず』となることを恐れる」だとか、とにかく核論議の必要性を執拗に主張している。

一般論として議論をしてはいけないというのはおかしいだろう(もっとも、中川さんのホンネは核保有である。保有するつもりがなければ議論も必要ない)。しかし、今の日本では、核を仮に保有しても抑止的効果は薄いだろう。

というのは、最大の敵国とされる朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮と表記する)に拉致被害者がいるので、北朝鮮に対して核爆弾を打てないからである。イラクの人質や被害者は政府見解なら自己責任で済むだろうが(これには批判があるのはご承知のとおり)、拉致被害者にはまったく落ち度はないわけで、落ち度のない人の生命を奪うわけにはいかないからである。

なお、以前の記事「中川が またやったけど 一理ある」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/21985484.html)とトーンが異なると思われる方もいるだろうが、この記事は議論を封じる趣旨の記事ではないので、矛盾しない。