教育再生会議は、保護者向けの緊急提言のとりまとめを見送ったそうだ（今日の読売新聞朝刊３頁（仙台では）参照）。
上記の読売新聞の記事から、検討されていた提言の内容を抜粋すると、
・若いときから子育てを自分のこととして考える
・早寝、早起き、朝ごはんを習慣化する
・保護者は子守唄を歌い、赤ちゃんの瞳を見ながら、おっぱいをあげる
・授乳、食事時にはテレビをつけない
・乳幼児には本の読み聞かせを行う
・小学生時代は今日の出来事を一緒に話す
・ＰＴＡに父親も参加する
・あいさつの励行
・「ありがとう」「もったいない」などの言葉を大切にする
これらの内容は特に問題はないように思う。問題なのは、これらのことをやむを得ずできない人がいたり（授乳ができない人はいる）、実際できるのか疑問があったり（ＰＴＡの父親参加は現状で可能か？日曜日にやっても仕事の人もいる）することである。人にはそれぞれの事情があることを知ることは教育の重大な目標の一つでしょうに。また、保護者の置かれている状況についてももっと思いを致すべきであろう（再生会議の委員みたいな「成功者」だけで世の中は成り立っているわけではない）。
今日、立ち読みした本の中のフレーズに「本能に任せよう」というのがあったが、もう少し人間の本能を信用したらいかがか。
