YOMIURI ONLINE、ならびに、今日の讀賣新聞朝刊社会面33頁(仙台では)によると、「同じ仕事をしている正社員とパートの賃金に格差がある民間企業が全体の8割を超えて」おり(9日。厚生労働省調査)、その理由としては、「勤務時間の自由度が違う」「正社員は企業への貢献が期待できる」などが多かったという(右記のURL参照。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071109i315.htm?from=navr)。
この調査を見る限りでは、単なる企業の身勝手としか思えない。勤務の自由度?なぜ特定の従業員だけ?また、勤務が自由だからって、同じ仕事なのに賃金格差を正当化する根拠は?
正社員は企業への貢献が期待できる?単なるパートタイム労働者に対する偏見じゃん!労働者であれば何らかの形で企業に貢献しているのではないのか?
いい加減、時間的不便を強いる正社員、賃金が安いパート労働者などという階級温存はやめたらどうか。すべての労働者が満足するような雇用形態を実現すべきだな(クビになりにくいが賃金は安い正社員、クビにはなりやすいが賃金が高いパートタイム(や有期雇用)労働者というのが一つのあり方であると私は考える)。
なお、パート労働者の68.4%は、パートなどで仕事を続けたいと考えており、正社員志望は18.4%だという(今日の朝刊より)。これからすると、思ったよりパートタイムに満足している人が多い(時間に融通が利くなど)こともつけ加えておく。しかし、だからといって、パートタイムは低待遇でいいかは別問題だ。
*こういうことが書けるのは、私が企業経営者でないからかな。