今日の讀賣新聞朝刊1面によると、柔道の国際試合から「技あり」や「効果」が消えるかもしれないという。
なぜこうなったか。それは、同紙によると、「欧州の(国際柔道―清高注)連盟関係者を中心に「判定概念が抽象的」との声が上がっており、審判によって基準がバラバラなケースも目立っている。選手からも不満の声が出ている」からのようだ。
また、特に「効果」においては、「タックルなどを多用してポイントを稼ぐ柔道が急増している」のも原因なのだという。
全日本柔道連盟の関係者は、賛成していない模様。「柔道の理念を理解してもらうことが先決」だという。
しかし、国際大会ならば、はっきりした判定は重要だから(国際的な問題になってしまう。ハンドボールのような混乱は避けるべきだろう)、日本側の主張に一理あるとは言えない。私見では、欧州連盟関係者などの主張の方に軍配が上がる。
もし、「技あり」や「効果」を残したければ、日本の大会において独自ルールでやればいいのではないか。例えて言えば、FIBAルール(国際ルール)とNBAルール(日本のルール)のようにすればよい。そして、志のある外国人柔道家を来日させるように工夫するしかないのではないか。
昨日は、サッカー関係者にバスケのことがわかるかと吼えたが、今日は、柔道家やファンの方に、「バスケ観戦が趣味の人に柔道がわかるか」と言われそうだな。
*なお、参考までに、バレーボールは、母国アメリカのルールを変えて国際バレーボール協会(FIVB)が設立されたり、日本のテレビのためにラリーポイント制になったことをつけ加えておきます(右記の「ウィキペディア」参照。http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB&oldid=16700569)
。なお、「ラリーポイント制」のところもクリック)