今日の讀賣新聞朝刊社会面30頁(仙台では)によると、鳩山邦夫法務大臣が、司法試験合格者を年3,000人に増やすとした政府方針について、多すぎるとして、見直す意向を明らかにしたという。
この人数が多いかどうかはわからない。偏在の問題もあるし、頼みやすさの問題もあるからである。ただ、隣接職種(司法書士、税理士、社会保険労務士、弁理士、行政書士など)のことを考えれば、多いとも思う。
それはさておき、鳩山さんの見直し論が実現するとは思われない。既に全国各地に法科大学院ができ、大量供給体制が整いつつあるからである。法務大臣になっていないときのことを言ってもしょうがないが、言うのならばもっと早く言うべきだったと思う。
もちろん、見直すな、と言っているわけではない。政府としては、合格者数象が必要かを厳格に調査するのが最善だと思う。