読売新聞2008年10月2日朝刊35頁によると、長野県警岡谷署が、窃盗で現行犯逮捕した少年を、少女と訂正するという。
「免許証の写真は少女本人で、偽造の形跡もな」かったことから、「交付の際に不正があった」ことが今回の訂正の原因だという。
それはいいが、なぜ、警察発表の段階では、「少女」の表記が残っているのだろう。
すなわち、一般社会では、たとえば、「ビジネスマン」は差別だとして、「ビジネスパーソン」と表すように、なるべく中性的な表現をするように努力しているのに、どのような理由があって、警察は「少女」という表記を採用しているのか。
読者の皆様にとっては、少年か少女かは重要なのかもしれないが、私自身は重要だとは思わないし、差別の可能性を否定できないので、改善すべきだろう。
なお、この記事の内容につきましては、『改訂版 実例・差別表現 あらゆる情報発信者のためのケーススタディ 』(堀田貢得 ソフトバンククリエイティブ)を読めば、よりわかるものと思われますので、推薦します。