清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

後手にして やっと勝ったよ 先手番

第59回NHK杯将棋トーナメント、日曜午前10時20分から絶賛放送中だが、昨日の対局は、増田裕司五段が広瀬章人五段に勝った。

なぜこれを取り上げるかは、以下読めばわかってもらえるだろう。

実は、このNHK杯将棋トーナメント、第58期から、本戦では後手番が8連勝中だった(58期は準決勝第2局で後手の森内俊之九段が先手佐藤康光NHK杯(当時)に勝ち、決勝では後手の羽生善治名人が先手の森内九段に勝って優勝した。女流棋士出場者決定戦では先手番勝ちが2局あったが、決定戦は後手の矢内理絵子女王が、先手の石橋幸緒女流王位に勝った)。この日の先手番は増田五段で、155手で勝利。

見た方はご存知だろうが、出だしは、●(先手の意)7六歩、○(後手の意)3四歩、●2二角成、○同銀、●8八銀(以下略)で、先手の増田五段が一手損して角交換をしたので、実質的には後手になった。

というわけで、タイトル通り、「後手にして やっと勝ったよ 先手番」ということになった。

なお、将棋の初心者の方がこのような指し方をするのをよく見るが、手番が入れ替わるので、あまりオススメはしない。広瀬五段が振り飛車穴熊が得意であることを熟知した増田五段の作戦であるということである。

参考サイト
「将棋と囲碁の番組紹介 NHK杯将棋トーナメント」(http://www.nhk.or.jp/goshogi/shogitou/index.html
*おそらく5月いっぱいまでは書いてあるでしょう。6月以降はたぶん内容が変わるので、5月中にご確認を。