YOMIURI ONLINE「『南京事件』両論併記…日中歴史共同研究」(2009年12月22日 読売新聞。取得日同じ。http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20091222-OYT8T00571.htm)
に、「日中両国の有識者による『日中歴史共同研究委員会』」の模様が書かれている。
案の定、両国の意見は合っていない。
私自身はそれでいいと思っているが、それは置いておいて、仕方のないことだと思う。
何せ、自由主義国の日本(検定があるので不徹底だとは思うが)と、共産主義国の中国で、同じになるわけがないじゃないか。すなわち、どんな意見でも批判にさらされる日本と、共産党の意に沿わなければ間違いになる中国とでは、かみ合わないのも予想されたとおりだからである。
以前、ペーター ガイス=ギヨーム・ル カントレック『ドイツ・フランス共通歴史教科書』(明石書店)を読んで感心したが、思想(既述)や見方(今でも中国は日本が下だと思っているのだろうか?)が違う日中間では無理だったのかな。